映画『ホビット 思いがけない冒険』新たな“指輪”の仲間と共に、ピーター・ジャクソン監督来日!

『ロード・オブ・ザ・リング』3部作を手掛け、アカデミー史上最多受賞を果たした巨匠ピーター・ジャクソン監督が放つ、新しい“指輪”の物語。世界中で1億人が読んだ、J.R.R.トールキンによる伝説の冒険小説作「ホビットの冒険」を完全映画化するエピック・ファンタジー・アドベンチャー超大作『ホビット』シリーズは、今年7月に226日間に渡る撮影が終了し、全世界待望の第1部『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)に日本公開を迎える。
そして編集作業が最終段階を迎える中、本作の主演に大抜擢されたビルボ・バキンズ役のマーティン・フリーマン、恐るべきドラゴン“スマウグ”に奪われたドワーフの王国を取り戻すため立ち上がるドワーフの指導者トーリン・オーケンシールド役のリチャード・アーミティッジ、エルロンド役のヒューゴ・ウィーヴィング、『ロード・オブ・ザ・リング』で主人公フロド・バギンズを演じ本作でも出演を果たすイライジャ・ウッド、本作で撮影監督デビューを果たし、ゴラム役でもお馴染みのアンディ・サーキス、そしてピーター・ジャクソン(監督/脚本/製作)の総勢6名の豪華来日メンバーが正式に決定した※。
11月28日(木)にニュージーランド、ウェリントンで開催されるワールド・プレミアに出席後、その足で日本に飛来。12月1日(土)には“ジャパン・ホビット・フェスティバル”と題した、都内会場で行う来日記者会見と、六本木ヒルズで開かれるジャパン・プレミアの両イベントに出席する見通しが急きょ整った。プレミアイベント会場では、本作に因んだコスプレ衣装をまとった熱狂的なファンの参加も予定されており、六本木は「ホビット」一色になる。日本のファンを大切に思うキャスト&スタッフたちが、全世界のキャンペーンの合間を縫ってのイベントとなり、滞在時間は何と1日のみ。ついに完成した全世界待望の本編を引っさげて、新しい“指輪”の仲間たちが自信作をPRする超貴重なイベントと言えるだろう。
※来日キャスト(予定)の詳細/役柄紹介
●マーティン・フリーマン(ビルボ・バギンズ役)
生年月日:1971年9月8日、イギリス生まれ、41歳 / 来日履歴:無し
イギリスでヒットしたテレビシリーズ『The Office』に主要登場人物ティム役でブレイク。2010年、BBCのドラマ『SHERLOCK (シャーロック)』でジョン・H・ワトスン役で同年の英国アカデミー賞助演男優賞を受賞。『ホビット』3部作では、ホビット族の若者で後にフロドの養父となる、主役ビルボ・バギンズを演じる。初めは臆病なビルボだったが、冒険で隠れた才能を発揮する。
●リチャード・アーミティッジ(トーリン・オーケンシールド役)
生年月日:1971年8月22日、イギリス生まれ、41歳 / 来日履歴:映画PRとしては初
ここ数年でイギリスの評論家、観客の人気を獲得してきた俳優。「MI-5 英国機密諜報部」「ロビン・フッド」「反撃のレスキュー・ミッション」などのテレビ番組での活躍で、一躍イギリスで有名となりファンが急増する。『ホビット』シリーズでは、主役級トーリン・オーケンシールドに大抜擢。トーリン・オーケンシールドは、若きドワーフ王国の王子、13人の旅の仲間の指導者。祖国を破壊した恐るべきドラゴン“スマウグ”を退治する事を心に誓っている。
●ヒューゴ・ウィーヴィング(エルロンド役) ※前シリーズから続投
生年月日:1960年4月4日、ナイジェリア連邦共和国生まれ、52歳 /
来日履歴:2006年4月の『Vフォー・ヴェンデッタ』PR以来の6年ぶりの2度目
映画史上最大の3部作のうちの2シリーズに出演。一つは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでのエルフ族の長エルロンド、もう一つが『マトリックス 』シリーズのエージェント・スミスだ。AFI(オーストラリア映画協会賞)の男優賞を3度受賞する名優。エルロンドは、裂け谷の領主で、魔法使いガンダルフとは古くからの友人。両親が半エルフで、人間とエルフ両方の血を引く。
●イライジャ・ウッド(フロド・バギンズ役) ※前シリーズから続投
生年月日:1981年1月28日、アメリカ合衆国・アイオワ州生まれ、31歳
来日履歴:2004年2月の『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』PR以来の8年ぶりの3度目
1989年にロサンゼルスで開催された国際モデル&大会に出場してスカウトされ俳優業に進出。同年、『バック・トゥ・ザ・フューチャーパート2』で、カフェ80‘sでビデオゲームで遊ぶ少年としてデビュー。1990年、『わが心のボルチモア』で初主演を果たし、以降の作品でも主役級の役柄が多い。1992年『危険な遊び』でサターン賞若手男優賞を受賞。 2001年からの『ローロ・オブ・ザ・リング』シリーズでのフロド役で国際的にも知名度が上がり、02年にハーバード大学新聞部より、史上最も偉大な俳優の一人として賞賛される。 04年にはサターン賞主演男優賞を受賞。最近では脚本家のダニエル・ノア、プロデューサーのジョシュ・C・ウォーラーとともにホラー映画専門の製作会社「ウッドシェッド(Woodshed)を立ち上げた。フロド・バギンズは、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で養父のビルボからもらった<指輪>を破壊する使命を負う。素直で温厚だが、思わぬ勇気を持つ。
●アンディ・サーキス(ゴラム役) ※前シリーズから続投
生年月日:1964年6月20日、イギリス生まれ、48歳 / 来日履歴:2005年12月の『キング・コング』PR以来の7年ぶりの3度目
舞台、映画、テレビ俳優として長年のキャリアを築き、演出家としても活躍。『ロード・オブ・ザ・リング』3部作ではゴラム役を、『キング・コング』ではコング役の演技でその名を世界中に知らし、最新の撮影技術パフォーマンス・キャプチャーの先駆者となった。『ホビット』3部作では、再びゴラムを演じるだけでなく、撮影第二班の監督も務める。ゴラムは、ビルボ・バギンズの前の<指輪>の持ち主。スメアゴルという名のホビットだったが、指輪の魔力で姿も心も変わる。
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執筆者
Yasuhiro Togawa