アメリカ人監督デヴィッド・ゲルブによる、日本の鮨と職人をテーマにしたドキュメンタリー『二郎は鮨の夢を見る』(配給:トランスフォーマー)が2月2日(土)より公開する事が決定致しました。
全米で瞬く間に口コミで評価を広げ、最終的には全米興行収入250万ドル超というドキュメンタリー映画としては異例の大ヒットを遂げた本作。その噂はやがて世界へと飛び火し、遂に作品の舞台となった日本のスクリーンへと凱旋を果たしました!

2012年3月、ニューヨークにあるわずか2館のスクリーンで全米公開をスタートさせた『二郎は鮨の夢を見る』。アメリカ人監督による、日本の鮨と職人をテーマにしたそのドキュメンタリーは、瞬く間に口コミで評価を広げ、最終的には興行収入250万ドル超というドキュメンタリー映画としては異例の大ヒットを遂げた。
東京・銀座の地下にあるたった10席ほどの鮨店・すきやばし次郎の店主・小野二郎。87歳の今でも職と技に対するこだわりを持つ彼が握る鮨は、「ミシュランガイド東京」で5年連続で最高の三つ星の評価を受けた。フランス料理最高シェフのジョエル・ロブションや、ヒュー・ジャックマン、ケイティー・ペリーといったハリウッドセレブなど、世界中の食通たちをうならせてきた。そんな彼の作り上げていく鮨の味に驚嘆し、職人としての技や生き様に魅了された、アメリカ人監督のデヴィッド・ゲルブ。あのメトロポリタンオペラの総帥、ピーター・ゲルブ氏の息子でもある彼は、来日中に「すきやばし次郎」の鮨と出会い、その芸術性に感動して映画制作を決意。約3ヵ月にわたり東京、静岡と密着取材を敢行した。
日本人の私たちが忘れかけた、二郎の仕事に対する誠実な姿勢。親子であり師弟でもある二人の息子を通じて描かれる、偉大なる父への敬意、そして葛藤…。世界が認める名店を支える者たちのプライドと仕事にかける情熱を、温かくもモダンな映像とクラシック音楽の旋律とともに美しく浮かび上がらせてゆく。

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執筆者

Yasuhiro Togawa