日本映画の独立系プロダクション56社の協同組合である、協同組合日本映画製作者協会がもっとも将来性のある新人監督に与える『新藤兼人賞』の受賞者を発表し、銀賞に「ヘルタースケルター」蜷川実花監督が決定しました。

『新藤兼人賞』は、プロデューサーが「この監督と組んで仕事をしてみたい」「今後この監督に映画を作らせてみたい」という観点からその年度で最も優れた新人監督を選びます。他の映画賞とは全く違う選考基準を持ち、現役プロデューサーのみが審査員をつとめる日本で唯一の新人監督賞です。

今年で17回目を迎える本賞は、「新人監督たちを発掘・評価し、今後の日本映画界を背負ってゆく人材を育てたい」というプロデューサー達の思いから、1996年に「最優秀新人監督賞」として是枝裕和監督の受賞に始まり、2000年より“日本のインディペンデント映画の先駆者“である新藤 兼人監督の名前をいただき現在の名称となりました。また、新人監督に該当する作品数は年々増えており、本年度は139 本の中から選ばれました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa