血塗られた破戒僧のすさまじい背徳と残虐、エロティシズムの描写によって発表当時激しい非難を浴び、160年間禁書とされていた、18世紀の暗黒文学「マンク」(著:マシュー・G・ルイス)を映画化した『マンク〜破戒僧〜』が、3月24日よりシアターN渋谷にて公開の運びとなりました。

主演に『ブラック・スワン』での怪演が記憶に新しいヴァンサン・カッセルを迎え、『譜めくりの女』のデボラ・フランソワ、『パンズ・ラビリンス』のセルジ・ロペス、ジェラルディン・チャップリンなどの豪華キャストが出演。『ハリー、見知らぬ友人』『レミング』のドミニク・モル監督が不気味な森、汚れなき乙女、古城に出没する幽霊、地下迷宮のような墓地など、17世紀のカトリック教会舞台に、不気味でありながらも幻想的な原作の雰囲気を見事に再現。修道僧の肉体と精神の乖離という古典的な問いかけをスリリングな心理劇で描くゴシック・スリラーの傑作が誕生した!

ヴァンサン・カッセルは、他に2本の出演が決まっていたにも関わらず、本作出演のオファーが来た際に、原作の小説がまとうオーラを感じ、これはやらなければと思い、出演を快諾したという本作。西洋では、多くの人がこの小説を若い頃に読み、“忘れられなくなる問題作”として有名で、デヴィッド・クローネンバーグも大ファンで、映画化が決まった際には、「あの小説は大好きなんだ!
映画化するなんて素晴らしい!」と語っていたという。そんな原作が国書刊行会より1976年に初版が発売されていたが、この度、映画公開にあわせ新装版として復刊することが決定致しました。
映画化にあたって、大幅にカットされたもう一つの恋愛物語、そして主人公自身の傲慢さや独善的な面、そして自惚れの犠牲者という側面を全面に打ち出した原作は、映画とはまた違った魅力を兼ね備えた映画とはまた違った魅力をい兼ね備えた密度の濃い内容となっております。                  
                                                             
3月8日に出荷、翌日9日より書店にて発売となります。    

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執筆者

山崎栞