1969年7月、アポロ11号による人類初の月面歩行という世紀の大偉業を成し遂げたのはNASAだけの力と、遂に私たちは信じ込んでいる。しかし、地球上の6億人もの人々に、その奇跡とも言える月面歩行の映像を衛星中継することに成功したのは、なんとオーストラリアの無名の田舎町の人々だった!!。南半球の羊しかいない国には無理だとNASAにバカにされながら、それでも“月を夢見る名もなきひつじたち”−−オーストラリアの科学者たち、パラボラアンテナを建設した町長、大人よりもロケットを応援しようと頑張る町長の息子、そして、町の人々は成功を信じて夢をあきらめずに助け合い、この20世紀最大のプロジェクトを成し遂げたのです。
歴史に名は残らないがそれでも“月の上を歩きたい”という人類の長年の夢を、人生を賭けて皆で成功させた素晴らしさに私達は何よりも胸を打たれ、2002年の今だからこそ地球はひとつだと信じることの夢に大粒の涙を誘わずにはいられません。オーストラリアでオープニング記録を塗り替える大ヒットを飛ばした感動の大作。

『月のひつじ』は、2002年7月よりシネスイッチ銀座にてロードショー公開

□作品紹介
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=1828