このたび、2018年12月1日(土)よりテアトル新宿ほか全国順次公開される映画『真っ赤な星』より、予告編が解禁となります。

今回解禁される予告編映像の冒頭では、本作のキーとなる赤いパラグライダーを14歳の少女・陽(小松未来)が見つけるところから始まります。前半はピアノの美しい旋律にのせて、27歳の女性・弥生(桜井ユキ)が、かつて天文台で流れ星に願い事をしていたエピソードを陽に語るシーンや、満たされない現実を冷めた目で見つめるふたりの様子が映し出されています。後半は、主題歌タイアップとなったHump Backの楽曲「クジラ」をバックに、弥生の恋人・賢吾(毎熊克哉)や陽の幼馴染・大祐(大原由暉)と関わりながら、心の空白を埋めるように寄り添う陽と弥生の姿が収められました。

また、一足はやく本作をご覧になった行定勲監督から、作品を絶賛するコメントが到着いたしました!

行定勲(映画監督)
傷つき沈んだまま飛べないでいる2つの魂の救済。
その不安定な感情を露わにする2人の女優のぶつかり合いが真っ直ぐに突き刺さった。
物語に頼らない井樫の映画と向き合う覚悟に拍手を送りたい。


【映画『真っ赤な星』作品情報】
■あらすじ
片田舎の病院に怪我をして入院した14歳の陽(小松未来)。彼女はいつも優しく接してくれていた看護師の弥生(桜井ユキ)に対し、特別な感情を抱き始めていた。だが退院の日、弥生が突然看護師を辞めたことを知る。
1年後、陽は買い物の帰り道で偶然弥生と再会する。そこにいたのは、過去の優しい面影はなく、男たちに身体を売ることで生計を立てている弥生だった。再会後、学校にも家にも居場所がない陽は、吸い寄せられるように弥生に近づく。一方、弥生には誰にも言えない悲しい過去があった。満たされない現実を冷めた目で見つめ、互いに孤独を抱えるふたりは、弥生のアパートで心の空白を埋める生活を始めていく——。

■キャスト:小松未来・桜井ユキ/毎熊克哉・大原由暉/小林竜樹・菊沢将憲・西山真来/湯舟すぴか・山谷武志・若林瑠海 
大重わたる(夜ふかしの会)久保山智夏・高田彩花・長野こうへい/中田クルミ(声の出演) PANTA(頭脳警察)

■スタッフ:【エグゼクティブ・プロデューサー】松坂喜浩【プロデューサー】菅原澪、島野道春
【アソシエイト・プロデューサー】髭野純、夏原健
【撮影】萩原脩【照明】仁藤咲【録音・整音】柳田耕佑【衣装】藤山晃子【ヘアメイク】藤原玲子 
【美術】内田紫織【助監督】満岡克弥【編集】小林美優【カラリスト】川村尚寛【音楽】鷹尾まさき
【スチール】北島元朗、大塚健太郎【デザイン】田中進

【脚本・監督】井樫彩
1996年生まれ、北海道出身。現在22歳。学生時代に卒業製作として制作した『溶ける』が、ぴあフィルム・フェスティバル、なら国際映画祭など国内各種映画祭で受賞し、第70回カンヌ国際映画祭正式出品を果たす。今作『真っ赤な星』が初長編作品、劇場デビュー作となる。また、山戸結希プロデュースによるオムニバス映画『21世紀の女の子』の公開も控える。

2018/日本/カラー/3.1ch/16:9/101分 製作・配給:映画「真っ赤な星」製作委員会 配給協力:SDP ©「真っ赤な星」製作委員会
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