ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか絶賛公開中のサミュエル・マオズ監督最新作『運命は踊る』。

SNS上では<緻密な構成と展開。スタイリッシュな映像が最高にクール><今年ベスト級>
<心がかき回される作品、映画で表現することの執念すら感じた>と絶賛の感想が溢れている。

監督は、デビュー作『レバノン』で第66回ヴェネチア国際映画祭グランプリ(金獅子賞)に輝いた、イスラエルの鬼才サミュエル・マオズ。
8年ぶりとなる最新作『運命は踊る』では、同映画祭審査員グランプリ(銀獅子賞)ほか、イスラエル・アカデミー賞で主要8部門受賞など国内外で高い評価を得ている。
『運命は踊る』では、夫婦に告げられる息子の〈死の誤報〉をきっかけに、思いもよらない方向に掛け違っていく3人の〈運命〉が描かれる――。
洗練された映像と独創的なストーリー。それだけでも見ごたえがあるところだが、観客の心を鷲掴みにするのは、役者陣の圧倒的な演技力。
想像を超える運命に振り回されたときに炙り出される、人間の弱さ、優しさ、芯の強さを体当たりで熱演している。
そんな『運命は踊る』に出演する役者たちは、今年日本公開の出演作品が相次ぐイスラエルが世界に誇る名優ばかり。
本作出演の役者陣の魅力に迫る!

リチャード・ギアとも共演!喜劇からシリアスまで幅広い表現で魅了

渋カッコいい名優 リオール・アシュケナージー


『運命は踊る』で、父親のミハエルを演じたのはイスラエルを代表する名優リオール・アシュケナージー。

本作では、冷静を装いながらも、息子の死の誤報に取り乱す建築家の男を演じる。

一切弱音を吐きださずに生きてきた男が、自ら引き寄せる過酷な運命を前に、一体どのような姿になるのか。

観る者の胸を抉る繊細かつ圧倒的な演技を見せる。本作で、イスラエル・アカデミー賞であるオフィール賞で主演男優賞に輝いた。

アシュゲナージーは、1969年イスラエル生まれの49歳。演劇学校を卒業後、数々の舞台で演技力を磨く。
映画では、第54回カンヌ国際映画祭ある視点部門でプレミア上映されたドベール・コサシュヴィリ監督の「Late Marriage」(01)で主演を務め、実力派俳優として、国内外にその名を知らしめる。さらに、第64回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞、第84回アカデミー賞®外国語映画賞ノミネートとなった『フットノート』(11/ヨセフ・シダー監督)に出演。イスラエルを代表する名優として確固たる地位を確立する。
10月27日から日本公開となるリチャード・ギア主演『フィクサーは嘘の始まり』(16/ヨセフ・シダー監督)では、“自称”フィクサーの主人公を翻弄する、イスラエル首相役をユーモラスに演じる。
『運命は踊る』で見せる表情とは一味違ったコミカルな演技、ぜひスクリーンで見比べてみては。


JL・ゴダール、S・コッポラ、A・ギタイ…
名匠たちから愛される女優 サラ・アドラー

『運命は踊る』で母親ダフナを演じたのは、各国の名匠たちからオファーが相次ぐ女優サラ・アドラー。

本作では、息子の死の<誤報>に動揺する夫を優しく包み込みながらも、抗えない運命に、次第に夫婦の形が変わっていく絶妙な距離感を好演する。

アドラーは、1978年パリ生まれのイスラエル人女優。アメリカ、フランス、イスラエルと拠点を移しながら活動を続ける。
これまで、第17回ヨーロッパ映画賞主演女優賞にノミネートされたジャン=リュック・ゴダール監督『アワーミュージック』(04)、
ソフィア・コッポラ監督『マリー・アントワネット』(06)、イスラエル・アカデミー賞であるオフィール賞主演女優賞を受賞、
第60回カンヌ国際映画祭カメラドールにも輝いた『ジェリーフィッシュ』(07/エドガー・ケレット&ジェリー・ゲフェン監督)、
アモス・ギタイ監督の「アナ・アラビア」(13)、「ツィリ」(14)などに出演、国際的に高い評価を得ている。
12月1日に『彼が愛したケーキ職人』(17/オフィル・ラウル・グレイザー監督)が日本公開。
夫の死後、夫の元恋人の男性のケーキ職人が現れ、運命の渦に飲み込まれていく未亡人を演じる。
サラ・アドラーが演じる『運命は踊る』とは、違った<運命>の物語、スクリーンで楽しんでみては。

イスラエルは、美形の宝庫!?若手俳優にも注目を!

『運命は踊る』でキーとなる息子ヨナタンを演じる、若手俳優、その名もヨナタン・シライ。
父と母の心配をよそに、のどかな検問所で仲間の兵士たちと日々を過ごすが…。
検問所のコンテナで共同生活を送るヨナタンら若者たちは、よくよく見るとみんな個性豊かな美形揃い…!
機械いじりが好きな知的イケメン、ゲーム好きなオタクイケメン、音楽ばかり聴いているカルチャーイケメン・・・
これから注目を集めるであろう、イスラエルの美形俳優を、一足先にスクリーンで見て、お気に入りを見つけてみるのも楽しいかもしれない。

イスラエルを代表する俳優と、監督が心血注いで誕生した傑作『運命は踊る』。
是非、この秋スクリーンでご堪能ください。

© Pola Pandora – Spiro Films – A.S.A.P. Films – Knm – Arte France Cinéma – 2017
★公開表記:ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか大ヒット上映中!