ブッシュ政権を猛烈に批判し、全世界2億ドル、日本でも興行収入17億円を叩き出した問題作にして大ヒット作『華氏911』を筆頭に、アメリカの銃社会に風穴を開けた『ボウリング・フォー・コロンバイン』(02)、医療問題に鋭いメスを入れた『シッコ』(07)と、これまでも巨大な権力に対抗し、アポなし取材、過激なパフォーマンスを以て病んだアメリカ社会に一石を投じ、議論と波紋を呼び続ける世界で最も有名なドキュメンタリー作家マイケル・ムーアの最新作 『Fahrenheit 11/9(原題)』が邦題 『華氏119』として11月2日 TOHOシネマズ シャンテ他にて全国緊急公開が決定致しました。 ムーアが挑む今度の相手はなんと、アメリカ合衆国第45代大統領 ドナルド・トランプ。タイトルの “119“とは、トランプの大統領当選が確定し勝利宣言をした[2016年11月9日]を意味し、過去作『華氏911』に呼応したタイトルとなっている。
本作より本ポスター、ショート予告映像が解禁されました!マイケル・ムーア監督とトランプ大統領のイラストが印象的なこのポスター。ヘッド・コピーには「この映画が公開されればトランプ王国は必ず崩壊する」というムーアの意気込み、そして主演:ドナルド・トランプの標記とボディー・コピー「トランプのからくりすべて見せます」からは、米政府の‘トランプ’劇場の裏側を暴こうとするムーアのジャーナリスト気質を伺わせるメッセージが伝わってきます。
ショート予告映像は前回解禁された予告映像よりさらに過激さが増し、冒頭は「マイケル・ムーア砲、トランプ直撃。」というテロップが流れ、どこかが爆撃される映像からスタートします。「世界はトランプの思い通りに進んでいる?」「政治家もメディアもそしてあなたも彼に操られている!!」と、“まさかトランプを笑っていた自分が操られている?”と見ている人をドキッとさせる文句が続きます。そこで「彼を止められるのはもはやムーアだけ」という言葉とともに、昨年ワシントンで行われたウィメンズ・マーチでトランプ大統領が取り上げられた新聞をビリビリに破くマイケル・ムーア監督が満を持して登場。「この映画が公開されれば、トランプ王国は必ず崩壊する」、とムーア監督の自身たっぷりの言葉で予告映像は終わります。
また、ジャーナリストの池上彰さんに本作の字幕監修を担当していただくことが決定いたしました!選挙特番などで誰よりも分かりやすく視聴者に国内外の政治を解説してきた池上彰さん。作品の背景、前提となっているアメリカの政治情勢や時事ネタをより正しく伝えるため、その分野に精通している池上さんに監修していただくこととなりました。池上さんが、ムーア監督が描く“アメリカ”をどんな言葉で日本の人々に伝えるか乞うご期待ください!
2016年7月、大統領選のさなか「大統領選にトランプが勝利する5つの理由」というエッセイを書き、その予測を見事に的中させたムーア。本作ではトランプ大統領糾弾に留まらず、政治経験のないリーダーが生み出していく悲劇、前大統領のオバマの真実や対立候補者であったヒラリーの失敗、更に本当は少数派であるはずのトランプ支持者がアメリカの意思となっていく<カラクリ>を鋭く暴き出していきます。<なぜ、こうなった?>を誰よりも理解しているムーアが描くこの暗黒時代の光とそのメッセージとは?果たして11月の中間選挙に一撃を与える事はできるのか?命がけチェンジ・ザ・ワールド・エンターテイメント、いよいよ日本上陸です!

監督:マイケル・ムーア 『華氏911』   出演: アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプ
配給:ギャガ  原題:Fahrenheit11/9/2018/アメリカ/カラー/5.1chデジタル/    ©2018 Midwestern Films LLC 2018