『新しき世界』でセンセーションを巻き起こしたパク・フンジョン監督最新作『V.I.P. 修羅の獣たち』 (配給:クロックワークス)が、6月16日(土)よりシネマート新宿ほか全国ロードショーいたします。

  本作は、韓国の国家情報院とCIAの企てにより、北から亡命したエリート高官の息子が連続殺人事件の有力な容疑者とされ、これを隠蔽しようとする者、捕らえようとする者、復讐しようとする者、それぞれ別の目的を持つ男たちの物語。全世界で唯一の分断国家という特性を生かし、韓国初の“企画亡命者”を扱った本作は、《もし、北からのVIP(=最重要人物)が実は殺人事件の容疑者だったら?》という疑念からスタートし、スージー・キム事件(※とある企業の香港駐在員だった男性が夫婦喧嘩の末嫁を殺し、それを隠蔽しようと嫁を北朝鮮のスパイだと騙すが、当時の政府はそれがデタラメと認識したものの、当時の独裁政権を維持しようと北朝鮮の仕業と操作した事件)をモチーフにした、韓国×北朝鮮×米国の国家機関間での利害関係と政治、そこから発生するジレンマを描いたクライム・アクション大作!

 米CIAと韓国国家情報院を行き来する人物・パク・ジェヒョク役は『泣く男』以来、3年ぶりの映画出演となるチャン・ドンゴン。連続殺人事件の容疑者を追う警察チェ・イド役に『エンドレス 繰り返される悪夢』のキム・ミョンミン、北朝鮮からやってきた保安省所属の冷徹な工作員リ・デボム役に『密偵』のパク・ヒスン、全登場人物が追うサイコパス殺人鬼であり、北朝鮮から亡命させられたVIPキム・グァンイル役は、人気・実力共に若手No.1俳優のイ・ジョンソクが扮し、その豪華な顔ぶれが大集合!中でも少年のような清涼な魅力で女心を惹きつけてきたイ・ジョンソクが初の悪役に挑み、北朝鮮のなまりや英語での演技まで、ベテラン俳優に引けを取らない凄まじい集中力と演技への情熱を見せ、驚くべき相乗効果を生み出すと共に新たな姿を披露しております。

 そして、この度、最新韓国型ノワール映画『V.I.P. 修羅の獣たち』のメイキング映像、メイキング写真を解禁!解禁されたメイキング映像では、政治的な要素を複雑に絡めている本作への印象を語るパク・フンジョン監督のコメントから、チャン・ドンゴン、キム・ミョンミン、パク・ヒスン、イ・ジョンソクといった豪華キャスト陣が本作を引き受けた理由や名だたる俳優らとの共演について、そして、パク監督と一緒に仕上げた本作について熱く語っております!とくに、米CIA要員ポール・グレイ役で、日本でも大ヒットを記録したハリウッド大作『アルマゲドン』やアカデミー賞2部門に輝く『ファーゴ』、 『ジョン・ウィック:チャプター2』などで強烈な印象を残すスウェーデン出身の名優ピーター・ストーメアの出演について、パク監督は「本当に彼が出るのか」と驚きがあったことを明らかにし、ピーターは「パク監督の現場はとても雰囲気がよかったです」とコメント。撮影現場では、チャン・ドンゴンとお茶目に話をし、笑いを誘った姿など、狂気あふれる本作の裏側がたっぷり!あわせて解禁されたメイキング画像では、ピースするイ・ジョンソクの姿をはじめ、時には真剣に、時には笑顔のあふれる現場の姿を披露!!

 韓国のマスコミでは、2016年4月に中国の北朝鮮運営レストランの女性従業員が集団で韓国に亡命した事件が、実は当時の韓国情報機関である国家情報院が仕組んだ「拉致」であった可能性が指摘された驚くべきニュースのほか、北朝鮮と米国の会談について毎日のように新たなニュースが飛び交うなか、韓国と北朝鮮が平和モードで年内に終戦宣言するのではと騒がれている2018年。分断国家という特性を生かした作品は昔話になるかもしれない。そんな”今”だからこそ、”実際ありそうな物語”を追求し、激しいアクションシーンはもちろん、本国ではスナッフフィルム並みの猟奇的な描写で賛否両論を巻き起こした問題作『V.I.P. 修羅の獣たち』。ぜひ!ご期待ください!!

■タイトル:『 V.I.P. 修羅の獣たち』
■監督:パク・フンジョン『新しき世界』
■出演:チャン・ドンゴン『泣く男』、キム・ミョンミン『エンドレス 繰り返される悪夢』、パク・ヒスン『密偵』、イ・ジョンソク「観相師-かんそうし-」、ピーター・ストーメア 『ジョン・ウィック:チャプター2』『ファーゴ』『アルマゲドン』

2017年/韓国公開8月23日/128分/シネマスコープ/レイティング:R15+/原題:브이아이피/英題:V.I.P./配給:クロックワークス

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