原作は「惡の華」「血の轍」などで人気を博す漫画家・押見修造の同名作。自身の体験をベースに描いた同作は、発売と同時に幅広い世代を感動の渦に包み大きな反響を呼んだ。
監督は本作で長編商業映画デビューを果たす気鋭・湯浅弘章。脚本を『百円の恋』の足立紳が手掛ける。
主演を務めるのは共に15歳の実力派女優。志乃を演じるのは、現役モデルにして『幼な子われらに生まれ』に出演、女優としても注目を集める新星、南沙良。
加代役を『三度目の殺人』やドラマ「anone」などでの高い演技力が記憶に新しい、蒔田彩珠が熱演する。

誰もが経験してきた思春期の痛み、誰もがもつコンプレックス、それらを抱えてもがきながらも前を向く主人公たちの心の葛藤を丁寧に描き出した本作に、各界から「絶対に見逃して欲しくない映画!」「見れば世界ががらりと変わる!」と、
映画監督、俳優、作家たちがこぞって絶賛!熱いコメントが到着しました。

涙が溢れる。圧倒的なラストに心打たれた!

生きているから悩みがある。もがく青春。瑞々しい命の叫び。
ラスト、涙の感動が待っている。ステキな映画だ。
――鎌田實さん(医師・作家)

すごいな。圧倒的なエネルギーが打ちのめしてくる。
思春期って息苦しいんだな。頑なな純粋さって、もどかしいんだな。
あんなふうにがむしゃらに生きてるんだ、人って。美しいです。尊いです。
――安達祐実さん(女優)

涙も鼻水もにらんだ瞳も全部、キラキラしてた。
なんともかっこ悪くて、不器用で、不細工で、はがゆいくらいうまくいかない。
だからこそ、その先にある”あのシーン”の二人の表情にたどりつくのだ。
これこそ、ほんとの青春キラキラ映画だと私は思う。
南沙良と蒔田彩珠を力いっぱい抱きしめたくなった。自分もまた、青春映画を撮りたいな。
――三島有紀子さん(映画監督)

観ればがらりと世界が変わる。
これからを生きるすべての人に観て欲しい!

吃驚するほどの直球です。
変化球を投げ続けてきた私には投げられませんが
これから人生を踏み出す人たちにしっかりと打ち返して欲しい映画です。
――押井守さん(映画監督)

情けない姿をさらけ出そう。まっすぐ受け止めてくれた人を信じよう。
それだけで世界はがらりと変わる。殻にこもっていた高校生の頃の自分に観せたい。
――こだまさん(作家/「夫のちんぽが入らない」「ここは、おしまいの地」)

独りでも、誰かといても、思いを伝えられても共に何かをやり遂げても、自分を象るのは自分。
甘えを許さない脚本だからこそ輝く少年少女の一秒ずつが、
見知った光でなくとも照らされる未来があることを教えてくれる。
――朝井リョウさん(小説家)

苦悩、葛藤…体当たりの演技に、あの頃の必死だった自分を思い出す。

とにかく、若いメイン3人の必死なぶつかり合いに釘付け。
そういや苦しくて恥ずかしくて恐ろしくて、でも必死だったよなと。
間に散りばめられてる、のどかで美しい海の風景とのコントラストがまた…。
――浜野謙太さん(ミュージシャン・俳優/Instagramより)

僕たちが憎んでやまなかった「学校のすべて」が濃縮されている。
嘲笑と自己嫌悪が渦巻く青春時代に、少女たちは叫ぶ。
魔法が使えなくても、呪いをはねのけるために。
――荻上チキさん(評論家・ラジオパーソナリティ)

誰にも言えない、言っても理解されないコンプレクスを持つ事は誰にだってある。
だからこそ、志乃が抱く、悲しさや苦痛ではない“くやしい”という感情は、
誰もが理解し共感できるのではないだろうか。
――栗原類さん(モデル・俳優)

ひと足先に観た誰もが、「この映画に出会って欲しい」と感じる新たなる青春映画の傑作。
是非、スクリーンでチェックしてみてはいかがでしょうか。公開は7月14日㈯より新宿武蔵野館ほか全国順次公開。

【STORY】伝わらなくてもいい。伝えたいと思った――。
高校1年生の志乃は、喋ろうとするたび言葉に詰まり、名前すら上手く言うことが出来ずに笑い者になってしまう。
ひとり過ごすなか、ひょんなことから同級生の加代と友達になる。
ギターが生きがいなのに音痴な加代は、思いがけず聴いた志乃の歌声に心を奪われバンドに誘う。
文化祭に向けて不器用なふたりの猛練習が始まった。コンプレックスから目を背け、人との関わりを避けてきた志乃と加代。
自分の殻を破るため、互いに手を取り小さな一歩を踏み出すが――。

出演:南 沙良  蒔田彩珠 /萩原利久 /
小柳まいか 池田朱那 柿本朱里 中田美優 / 蒼波 純 / 渡辺 哲
山田キヌヲ  奥貫 薫
監督:湯浅弘章  原作:押見修造 「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」 (太田出版)
脚本:足立 紳 音楽:まつきあゆむ 配給:ビターズ・エンド 制作プロダクション:東北新社

製作:「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」製作委員会(日本出版販売 カルチュア・エンタテインメント 東北新社 ベンチャーバンク)
2017年/日本/カラー/シネスコ/5.1ch/110分
©押見修造/太田出版 ©2017「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」製作委員会
http://www.bitters.co.jp/shinochan/

7月14日(土)、新宿武蔵野館ほか全国順次公開!