シングルマザーの実態を知っていただきたいという監督の思いからスタートした映画企画です。シングルマザーたちの問題、その子供たちの実態を皆で共有し、自分のこととして支え合える社会の仕組みを作れたらという思いに共感をした、北海道ニセコ町の協力のもと撮影された「single mom優しい家族。」の特報が完成した。

マツモトキヨシ創業家で元衆議院議員、劇団マツモトカズミの松本和巳の監督長編第1作目。
主演に内山理名、木村祐一を迎えて6/20からクランクイン。本作はクラウドファンディングで製作費の一部の支援を募集している。
https://motion-gallery.net/projects/singlemom/

あらすじ
シングルマザーの愛実(内山理名)は元夫のDVから逃げるように娘のエミリー(長谷川葉音)とニセコに戻ってきた。今の愛実には頼れる人も場所もなく、微かな記憶しかない故郷に戻ってくるしかなかった。しかし、縁などはなくやはり孤軍奮闘しなくてはいけない状況は変わらず、生活は困窮していく。どこに相談したらよいのか、誰を頼ればよいのかわからない。どんどん追い込まれていく愛実は精神安定剤を大量に飲まなければいられない状態である。でも側にいるエミリーのために頑張れているのかもしれない。
エミリーは外国人との間に生まれた11歳の女の子。父・Colinによる母・愛実へのDVはわかっているけれども、自分には優しい父の事は嫌いではなかった。彼女自身も二人の間で物言わず苦しんでいたのである。
そんなある日、エミリーが一人で遊んでいる時に、ミニカー職人の鉄二(木村祐一)と知り合う。父への思いが鉄二と重なり合う。
子を想う孤独な母のプレッシャー、親を想う子の葛藤、人と関わることを拒否してきた職人の人間模様が絡み合い、やがて希望に繋がる…。


<監督 松本和巳コメント>

撮影を終え編集作業に入っていますが、特報版として30秒カットのものをお届けいたします。

撮影は非常に厳しい環境の中で行われましたが、役者陣の集中力、ニセコ町の方々のご協力、スタッフの善意で素晴らしいセットを手作りしていただいたりと、予算感以上の仕上がりになっていると思います。 また機材もこの予算規模ではあり得ない協力をいただき、しっかりとした画になっていますので、それも見どころとなるはずです。

主演の内山さんの役作りの集中力が非常に高く、見事に心情からの演技をしていただけたと思っています。それが映像からも感じていただけるはずです。

また、スタッフさんには、何もない空き家を、木村祐一さんが演じる鉄二が住んでいるかのごとくの空気を感じさせるまでに作り込んでもいただきました。本当に有りもので工夫をしていただき、ここまで作り上げたことに正直驚きました。

ドローンも一機が墜落してしまいましたが、さらなるご協力で直ぐに新しいものを手配いただき、再度の空撮に挑みました。墜落機は未だ捜索中になっています…汗。

制作過程や撮影中のエピソードは尽きませんが、作り手の想いとシングルマザー達の想いを重ね、この映画が少しでも多くのシングルマザーの方々に届き、ちょっとでも気持ちが楽になれる一助になってもらいたい、シングルマザーではないか方々にも、シングルマザーの方々の苦労を少しでも分かってほしい、と思いながら編集作業を進めています。

さらなる皆様のご支援をいただければと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

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http://data.cinematopics.com/?p=58719