トラン・アン・ユン監督「エタニティ 永遠の花たちへ」の初日が、 9月30日で決定
「1975年、12歳の時に両親と兄弟と共にベトナムからフランスに逃げてきました。他の親戚は戦争によってばらばらになっています。家族は4人だけで、ずっしりと根を生やした経験がないと感じる人間として、僕はこの大家族の親子の関係や家系の物語に圧倒されました。大家族の揺るぎのなさや永続性は僕の憧れです」
―― トラン・アン・ユン
本作品は、『青いパパイヤの香り』『夏至』『ノルウェイの森』のトラン・アン・ユン監督が、フランスの3大女優を主演に迎え、初めてフランスを舞台にした作品です。これまでベトナムやアジアを舞台に映画を撮り続けてきた監督が挑んだ新作は、フランスを舞台に、運命に生きる3世代の女性たちを通して、世代を超えて命が受け継がれていく様を描き、“生”の素晴らしさを感じさせる、大いなる人生讃歌となりました。
≪Story≫ヴァランティーヌがジュールと結婚した理由は、19世紀末フランスの上流階級においては少し変わっていた。親が決めた婚約を自分で破棄したのだが、それでも諦めないジュールに初めて心を動かされたのだ。夫婦の愛は日に日に深まっていったが、病や戦争で子供たちを失ってしまう。そんなヴァランティーヌに再び喜びをくれたのは、無事に成長した息子のアンリと幼なじみのマチルドの結婚だった。マチルドの従姉妹のガブリエルと夫も頻繁に訪れるようになり、大家族のような賑やかで幸せな日々が続く。だが、運命は忘れた頃に意外な形で動き始める──。
監督:トラン・アン・ユン/出演:オドレイ・トトゥ、メラニー・ロラン、ベレニス・ベジョ、ジェレミー・レニエ、ピエール・ドゥラドンシャン/2016年/フランス=ベルギー合作/フランス語/カラー/シネマスコープ/1時間55分/
配給:キノフィルムズ/木下グループ Eternity-Movie.JP facebook: kinofilms.kinofilms
9月30日、 シネスイッチ銀座他にて全国順次ロードショー