この度メジロフィルムズでは、『いただきます〜みそをつくる子どもたち』を2017年10月7日(土)より、渋谷アップリンクを皮切りに全国順次公開する運びとなりました。本作は、福岡県にある高取保育園で取り組んでいる“みそづくり”や“和食”給食を取り入れた子育てに迫ったドキュメンタリー映画です。これまで、2016年に市民有志の寄付金と多くの人の協力によって完成し、その後、西日本を中心に全国60箇所で自主上映を重ねてきました。そして、たくさんのお客様の声にお応えして、ついに劇場公開が決定!
新たに高取保育園への追加取材や、内科医・奥田昌子さん、映画『みんなの学校』で注目を集めた教育者の木村泰子さんのインタビュ−が加わります。エンディングテーマは坂本美雨さんが担当し、よりバージョンアップして日本人と和食の深い関係を描いていきます。

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『いただきます〜みそをつくる子どもたち』作品紹介
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医食同源に基づいた和食の給食に込められた
「いただきます」の本当の意味。

福岡県、高取保育園。そこには、まるでタイムトリップしたような、懐かしい日本の子育てがありました。
裸足で園庭を駆け回り、竹馬で遊ぶ子どもたち、そして、日本の伝統的な食養生・医食同源に基づいた、みそ汁、納豆、玄米、旬の野菜を中心にした和食の給食です。ここでは、毎日食べる玄米は子どもたちが研ぎ、全園児200人分のみそ汁のみそ100kgを毎月5歳児クラスが仕込みます。その他、梅ぼし、沢庵、高菜漬けづくりにも子どもたちが参加します。
ドラマや映画化もされたベストセラー「はなちゃんのみそ汁」のはなちゃんが通った保育園として、広く知られるようになった高取保育園は1968年に開園。アレルギーや食育という言葉がまだない時代から、アレルギー疾患の子どもたちを受け入れ、その解決策や食のあり方を探ってきました。試行錯誤を続け、答えを“かつて当たり前だった日本の暮らし”の中に見出します。この和食給食スタイルは“食は命なり”という理念のもとに実践され、多くの園児たちを健やかに育ててきました。
みそを作り、おにぎりを握る子どもたち。古きよき日本の食卓を学ぶ姿に浮かび上がるのは“和食と日本人の深い関係”です。本作では、発酵学の第一人者である小泉武夫先生や各分野の専門家とともに、日本の伝統的な和食に隠された先人たちの英知を紐解いていきます。
ナレーションは石田ゆり子さん、やわらかな声が子どもたちの成長をあたたかく包み込みます。命輝く子どもたちから元氣をもらうピュア・ドキュメンタリーの誕生です。

☆石田ゆり子さんからのコメント☆

ドキュメンタリー「いただきます」は、
美しい映像のなかに、驚きがいっぱいです。

とにかく、こどもたちが可愛くて可愛くて、
胸が、きゅんとなります。

「食べ方で、健康を保つ 食養思想」
日本の伝統的な知恵って
ほんとうに奥深いんですね。

それから、
この映画を見てると、なんだか無性に
お味噌汁の香りが懐かしくなります、
和食が食べたくなりますよ。

石田ゆり子(女優)

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