この度、現在、11巻が発売され累計発行部数180万部突破、イブニング新人賞出身の新しき才能・松浦だるまが放つ『美醜』をテーマにした衝撃作。人気コミック「累-かさね-」(講談社「イブニング」連載中)の実写映画化が決定しました!
伝説の女優を母に持つ淵 累(ふち かさね)は、天才的な演技力を持って生まれながらも、自らの醜い容貌に強いコンプレックスを抱いて生きてきた。一方、舞台女優・丹沢(たんざわ)ニナは、美貌に恵まれながらも、女優として花開かずにいた。そんな2人が、キスをすると顔が入れ替わる不思議な口紅に導かれて出会ったとき、運命の歯車が動き出す―。
美醜をめぐる人間の業という究極の命題を描き出した「累‐かさね‐」は、息もつかせない展開にファンが急増。成功を手にしたように思えた矢先、彼女たちの意思と反して、転がるように堕ちていく人間模様に注目が集まっています。
映画化にあたり、脚本を担当するのは、ドラマ「僕のヤバイ妻」や映画『LIAR GAME The final stage』など、葛藤を抱えながら互いの見栄や嘘に翻弄される人々を緻密に表現してきた脚本家黒岩勉。監督は、映画『キサラギ』、「ストロベリーナイト」シリーズなどで細やかな人間描写を得意とする監督佐藤祐市。
そして主演は、朝ドラ女優 土屋太鳳×芳根京子 に決定!
本作の映像化にあたり、口紅の力で “キス”をした相手と<顔が入れ替わる>という設定を踏まえ、土屋&芳根は、
1人2役(累&ニナ)=2人1役 に挑戦!! 初共演の二人が、累(かさね)&ニナという二人の人物をそれぞれ演じ分けていきます。
土屋太鳳が演じるのは、女優丹沢ニナと、ニナの顔をした累(かさね)。NHK連続テレビ小説「まれ」のヒロインを務め、一躍脚光を浴び、公開待機作に映画『トリガール!』、『8年越しの花嫁』、『となりの怪物くん』など主演作が続く超売れっ子が、イメージを覆す新たなヒロインへと変貌を遂げます。
そして、芳根京子は、自らの顔が醜いと恨み続ける累(かさね)と、累(かさね)の顔をしたニナに挑みます。昨年2016年の「べっぴんさん」でヒロインに抜擢された彼女が、その愛らしい顔立ちからは想像もつかない累(かさね)の容貌に近づくべく強烈な特殊メイクを施します。
土屋太鳳と芳根京子。“朝ドラ女優”の先輩・後輩が、キスを引き金に<顔が入れ替わる>という難役に挑戦。
若手屈指の清純派女優が、イメージを覆す人生をかけた大舞台に挑みます。
本作の公開は2018年。その全貌はぜひ、スクリーンでお確かめください!

ストーリー
伝説の女優を母に持つ淵 累(ふち かさね)は、天才的な演技力を持って生まれながらも、自らの醜い容貌を恨み続けて生きてきた。そんな彼女に母が遺した一本の口紅。その口紅は、キスした相手と<顔>を入れ変えることができる不思議な力を秘めていた―。
一方、美貌を持ちながらも、花開かずにいる舞台女優・丹沢ニナ。彼女はとある理由から、女優として大成することに異常な執念を募らせながら日々を過ごしていた。
“美貌”と“才能”、互いの足りない部分を埋めるように導かれ、出会った累(かさね)とニナ。反発しながらも互いの目的の為、口紅の力を借りて、入れ替わることを受け入れる。ニナの“美しさ”と累(かさね)の“演技力”、二つを兼ね備えた「女優・丹沢ニナ」は、一躍脚光を浴び始める。しかし、その成功はやがて二人の運命を大きく変えていく―。

キャスト

土屋太鳳 1995年2月3日生まれ 東京都出身

【コメント】
演技というものは、実は普段の生活の中で、どんな人も繰り返していると思うのです。理想と現実を埋める方法だったり、思いを伝える手段だったり。でもそれが本当の自分を隠すためのものならば、しあわせに決して辿り着けない闇の魔法のようでもあります。「累-かさね-」が描くのは、その闇に手を伸ばす禁断の世界。そこに何があるのか、監督はじめスタッフの方々、キャストの方々と一緒に思いきり堕ち、確かめたいと思います。そして女優として、「累-かさね-」の闇に酔いしれたいと思います。

<芳根さんの印象について>
芳根さんの瞳は近くで拝見すればするほど本当にキラキラと美しくて、多くの人に愛され守られているかたなのだなと実感します。そんな芳根さんと演技とはいえ入れ替わってよいのだろうかとドキドキしていますが、同時にとても光栄ですし、すごく楽しみでもあります。今はまだ稽古という場と役という人格を通してしか時間を御一緒していないので、これからたくさんの感情を共有させていただき、ひとつになっていけたらと願ってます。

 

芳根京子  1997年2月28日生まれ 東京都出身

【コメント】
「累-かさね-」の世界観に入るのが楽しみでもあり、撮影期間、自分はどうなってしまうのだろうと恐怖感もあります。二役を演じるのは初めての経験なので、想像するだけでも大変なものだと思いますが、土屋さんとご一緒にお芝居出来る喜びを噛み締めながら、累とニナを丁寧に創り上げていきたいです。
メイク・衣装など沢山の力をお借りしながら、今までとは違う姿をお見せできるよう、そして自分自身も新たな自分を見つけられるよう、全力でぶつかっていきたいと思います。爆発します!

<土屋さんの印象について>
小柄でほんわかしているのに、ものすごくパワーの溢れる方で、とても心強いです。
「頑張ろうね」と優しく手を握ってくださって嬉しかったです。
沢山頼ってしまうと思いますが、支え合いながら累とニナを創りあげれるよう私も頑張ります。

©松浦だるま/講談社

原作:松浦だるま
イブニング新人賞ゆうきまさみ大賞及び宇仁田ゆみ大賞にて、共に優秀賞を受賞。本作『累 ─かさね─』が初連載作品となる。

【コメント】
<土屋太鳳さんについて>
主演候補に挙がったお名前を聞くよりずっと前のある日、電車内の広告の中、口紅を塗った土屋太鳳さんの写真に目が釘付けになりました。それまでは健康的なイメージが強かったのですが、口紅を纏った顔立ちに得も言われぬ妖艶な美しさが窺えて、「この方に演じてもらえたら…!」と思っていました。清純な可愛らしさもミステリアスな美しさも同時に兼ね備えた土屋さんは、まさしく「ニナ/累」の両面を映し出せる女優さんだと思います。

<芳根京子さんについて>
こんなに可愛らしく爽やかな印象の女優さんなのに、その印象から程遠い“醜い”女の役をよく引き受けてくださった…と思うとともに、芳根京子さんなら「淵累」という女の激情・悲哀・葛藤をきっと表現していただける、という確信が私の中にあります。架空の人物でしかない淵かさねが現実に生きる芳根さんの心と身体で具現化される瞬間を、虚構が真実になる瞬間を目撃したいです。
監督:佐藤祐市
【コメント】
2人と初めてお会いした時、とにかくエネルギーを強く感じました。
きっとお二人は今が役者としても人としても伸び盛りで、何でも吸収出来るしそれを直ぐに表現したい、何にでも挑戦したい。
その思いが溢れている、そう感じました。とても可愛らしいお二人が、どんな醜い争いの芝居をするのか?
どんなエゴイスティックな心を晒すのか?  どんな化学反応が起こるのか?
監督として、楽しみながら立ち向かって行きたいと思っています。

プロデューサー:上原寿一
【コメント】
元気溌剌で、清純派として活躍されるお二人に全く正反対のドロドロとした人間の本音を演じてもらったら絶対面白いと思い、この作品を企画しました。土屋さん、芳根さんにはそれぞれ累とニナという同じ2役を演じてもらうわけですが、1人2役でもあり、2人1役でもある本当に難しい役だと思うのでお二人の為にも「日本アカデミー賞主演女優賞」W受賞を獲れるような作品にしたいです。

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