この度、東日本大震災から6年目の岩手・宮城・福島3県で、前を見て生きる人々の姿を追ったドキュメンタリー映画『一陽来復 Life Goes On』の初日が2018年3月3日にヒューマントラストシネマ有楽町と決定いたしました。また、本作品のエンディング曲、未公開の場面写真も併せて解禁となりました。

今も、強く、優しい
あれから、6 年— めぐる 春
岩手・宮城・福島の
海と田んぼと、夫婦と親子の、心温まるドキュメンタリー

●忘れない、でも前に進む・・・鎮魂と生命讃歌の映画が誕生!
東⽇本⼤震災から 6 年⽬の岩⼿・宮城・福島 3 県で、前を向いて⽣きる⼈々の姿を追った⼼温まるドキュメンタリー。家族を失った夫婦、そろばん⼤好き少⼥、震災を⾵化させないための語り部、伝統を守り続ける農家、被爆した⽜の世話を続ける⽜飼い、新しい漁業を始めた漁師―。
多くは語らずとも、⼀⼈⼀⼈の6年間がいかに重かったか、推し量ることができる、笑顔。
東北の復興はまだ道半ば。でもここまでようやくたどり着いた。
また⼀歩、これからも歩いていく。

●岩手・宮城・福島の被災3県を縦横に映し出す初のドキュメンタリー
女性監督(初監督)による一貫した優しい眼差しで、東北の今を世界へ!
本作品は、特定の⼈物や地域の話としてではなく、岩⼿・宮城・福島で⽣きる市井の⼈々の姿を通じて、復興⽇本・復興東北を包括的に捉えた初のドキュメンタリー。
登場⼈物は多岐にわたり、断⽚的なストーリーに⾒えつつも、根底にはそこはかとない⽣命への賛歌が流れている。少ない⾔葉や場⾯の中からも、登場⼈物の震災後の6年間、あるいは⼈⽣そのものが透かし⾒えるような想像の余地を与える映像は、映画ならでは。
東⽇本⼤震災の衝撃と悲しみは世界中の⼈々に伝播したが、その中から⽣まれたたくさんの⼩さな希望や幸せも伝えたい。⽀援をしてくれた⽇本全国、そして世界中の⼈々に、美しい東北の⾵景と、強く優しい東北の⼈々の姿を届けたいー

●「春よ、来い」をオリジナル インストゥルメンタルにアレンジ!
今回初日決定ニュースに合わせ、エンディング曲と未公開の場面写真が解禁になりました。
エンディング曲には、インストゥルメンタル(歌なし)にアレンジした「春よ、来い」(1994年発売・松任谷由実)を使用。一陽来復 Instrumental Version と名付けられた楽曲の、誰でも一度は聞いたことのある親しみのあるメロディは、悲しみと希望が同居し、切なく温かい気持ちに優しく寄り添って、本作品のラストを彩っています。

エンディング曲情報
「春よ、来い」作曲:松任谷由実
一陽来復 Instrumental Version 編曲:井内竜次

ナレーション

藤原紀⾹コメント:
震災後東北には幾度も訪問し思い⼊れも強く、少しでも復興の⼒になればとナレーションをお受けしました。
収録時は、登場する皆さんの気持ちに寄り添いながらも、感情的になりすぎないよう客観的視点も忘れないよう臨みました。
映画に登場する様々な⽴場の皆さんの⾔葉が⼼に染み⼊り、震災を忘れない、でも ⽣きる喜びもかみしめながら前に進んでいく、そんな東北の⽅々の姿にただただ⼼を打たれる作品だと感じています。
いま東北の⽅々はどういう⽣活を送られているのか、6 年⽬を迎えた今の東北を⾒に⾏くつもりで1 ⼈でも多くの皆さんにこの映画をご覧いただきたいです。
私⾃⾝これからも東北に⾜を運び、たくさんの笑顔を⾒つめていきたいと思います。

⼭寺宏⼀コメント:
3 ⼈の⼦供を津波で亡くし「⽣きて地獄」「あの⽇から⾊が無くなった」と語るご夫婦。
妻と息⼦夫婦と孫を⼀度に失い、⼀⼈仮設で踏ん張る男性。
絶望に打ちひしがれながらも、⼀筋の光を⾒いだし懸命に前を向いて歩く⽅々の姿に⼼を打たれます。
あまりにも⼤きな被害をもたらした地震と津波だが「⼈間の経済活動により汚染された海を浄化したのも事実」と語る漁師。「⼈々がこの災害で何に気付き、何を学ぶかが⼤切」淡々と語られた⾔葉が強く印象に残ります。
「⾵化は嫌だが仕⽅のない事。無かった事にだけはしたくないんです!」と語る南三陸の語り部の⾔葉を胸にきざみ、今回ナレーションを担当させて頂きました。
たくさんの⼈々に是⾮とも観て頂きたい、⼼に沁みるドキュメンタリーです。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=58483