もしも、あなたのそばにいる友達が、
かつて世間を震撼させた“あの事件”の元少年犯だったら・・・
赦しのない罪に囚われた二人の、極限の友情とは―
慟哭の人間ドラマ、映画化。

『64-ロクヨンー前編/後編』の瀬々敬久監督待望の最新作『友罪』の製作が決定し、2018年5月、ギャガ配給で公開する運びとなりました。
本作は、デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞しミステリー界の若手旗手として注目され、2016年には吉川英治文学新人賞も受賞した作家・薬丸岳が2013年に発表した人気の同名小説「友罪」(集英社文庫刊)の映画化。

◆実在の事件に着想を得た、薬丸岳の渾身作――
薬丸岳は、実在の事件に着想を得て書いた作品も多く、犯罪被害者と加害者、また少年犯罪など、
重厚なテーマを取り扱い、人間ドラマで読者の心を揺さぶりながらも、エンタメ性の高いミステリーで魅了する作家です。「友罪」で描かれるのは、かつて世間を震撼させた事件を起こした少年犯の“その後”。

◆あなたは“その過去”を知っても友達でいられますか?
ジャーナリストの夢に破れて町工場で働き始める益田と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木。鈴木は周囲との交流を避け、過去を語りたがらない影のある人物だが、同い年の二人は次第に打ち解け心を通わせていく。だが、あるきっかけと行動で、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める――。

◆瀬々監督最新作で魅せる、生田斗真×瑛太の 入魂競演!
監督をつとめるのは、『64-ロクヨン―前編/後編』で興行収入36億円突破の大ヒットも記憶に新しい瀬々敬久。その卓越した圧倒的人間描写は、観る者の心を鷲掴みにし、国内外で高い評価を受けています。

瀬々監督のもと、友を想い、互いに疑心や後悔と向き合い葛藤する難役に挑むのは、映画や舞台での活躍も目覚しく、今年のウディネ・ファーイースト映画祭では主演作『彼らが本気で編むときは、』が最高賞となる観客賞を受賞した【生田斗真】と、『64-ロクヨン―前編/後編』『殿、利息でござる!』など話題作への出演が続き、主演ドラマ「ハロー張りネズミ」でも話題を呼んでいる【瑛太】。

本作では、ともに心に闇を抱え、大きな罪に囚われ続けながらも、同じ時を過ごす中で心を通じ合わせていく二人の友情、また疑心や後悔に囚われた人間模様を、圧倒的にリアルな演技力で挑みます。
経験はもとより、実力派俳優としても名高い生田斗真&瑛太の俳優2人がスクリーンで勝負する、“本気のぶつかり合い”も大きな見所になってくる本作。公開は2018年5月を予定しております。
つきましては、本ニュースを貴媒体にてご紹介いただきたく、ご検討いただけますよう何卒宜しくお願い致します。
瀬々敬久監督コメント

日々の生活の中で報道される事件は次々に更新され続けるのですが、忘れてはいけない事件というものがある気がします。今回はそこから派生する問題を様々な群像に託し、答えを探し続ける映画だと思っています。果たして、答えは出ないかも知れません。でも、そこに至ろうとする行為こそが大切な気がします。その中心に存在するのが生田斗真さんと瑛太さんです。二人のしなやかな心と肉体、そして果敢に挑戦する心が、この映画を生々しくも光り輝かせる原動力になってくれることと思っています。そして、私たちスタッフも、一緒に愛情と勇気をもって走っていく所存です。

生田斗真さんコメント

映画「友罪」で益田純一を演じさせて頂く事になりました。

薬丸岳さんの小説が好きで、この友罪も数年前に読んでいた作品です。

一生をかけて背負うべき過去の傷を持ちながら、それでも必死に生きようとする益田という人物を通して、
多くの方に様々な事を感じ、思案していただきたいと思っております。

瀬々監督とは初めてご一緒させて頂きますが、監督の描く生々しい人間模様をしっかりと演じていければと思います。
瑛太さんとは今回で3度目の共演になります。瑛太さんが放つ獣のような鋭さと、ふとはにかんだ時の柔らかさに愛を持って対峙し、切磋琢磨しながら素晴らしい作品作りに励みます。
どうぞご期待下さい。
映画館の椅子から立てなくなるような作品になる予定です。

瑛太さんコメント

この時代にこのような題材を映画化する事にまだ惑う自分もいます。
とても大変な役を引き受けてしまった。
でも、瀬々監督、生田斗真、スタッフを信じて最後まで演じ切りたい。

原作者:薬丸岳さんコメント

この作品を世に発表するとき、喜びよりも先に恐れを抱きました。世間の関心を集める題材ですが、同時にとてもデリケートで難しい問題を含む内容だったからです。
ただ、たとえどんなにリスクがあったとしてもどうしても伝えたかったことでした。
今、この作品にこめたメッセージを映画としてより多くのかたがたに訴えかけようとされる瀬々監督はじめスタッフの皆様とキャストの皆様の勇気と気概に、ただただ敬意の念を抱きます。
スクリーンでこの作品と再会できる日を今から心待ちにしております。

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