映像学部生と京都みなみ会館は、『夜は短し歩けよ乙女』、『四畳半神話体系』、『有頂天家族』など、京都に暮らす若者の青春をユーモラスかつファンタジックに描いた小説で高い評価を受けている森見登美彦氏原作のアニメ作品をオールナイト上映する企画「夜は短し集えよ京都」を、8 月 5日(土)23:05 から翌日 6:40 に開催いたします。
森見氏は京都大学在学中に執筆した『太陽の塔』で第 15 回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、小説家デビューしました。2006 年には『夜は短し集えよ乙女』で山本周五郎賞、本屋大賞などを受賞し、同作は今年、アニメ映画化されました。

本企画では、森見氏の原作の中から京都が舞台となっている 2 作品、映画「夜は短し歩けよ乙女」とテレビアニメ「有頂天家族 第 1 期」を上映します。森見作品ファンはもとより、アニメファンや映画ファンにも森見氏の世界観を大スクリーンで味わっていただくとともに、作品を通して京都の魅力を再発見してもらう機会になればと考えています。
なお、本企画は、本学映像学部に在籍する 2 回生以上が受講する「プロデュース実習」の授業の一環で学生たちが企画を立案し、京都みなみ会館で実践するものです。学生たちが主体となって上映作品の選定、ちらしの作成、広報活動、当日の会場運営 (補助 )など全てを行なっています。

日時 : 2017 年 8 月 5 日(土) 23:05~6:40(終了予定) ※開場 22:50
会場 : 京都みなみ会館(〒601-8438 京都市南区西九条東比永城町 78)
入場料 : 前売り・学生・会員 2000 円/当日一般 2200 円
上映作品・スケジュール : 別紙参照
主催 : 立命館大学映像学部、京都みなみ会館
企画 : 学生企画グループ「Japanese Carrotz」

タイムスケジュール
2017 年 8 月 5 日(土)
22:50- 開場
23:05- 夜は短し歩けよ乙女(93 分)
1:00- 有頂天家族 1~4 話(96 分)
2:50- 有頂天家族 5~8 話(96 分)
4:40- 有頂天家族 9~13 話(120 分)
6:40- 終了予定

作品概要

■夜は短し歩けよ乙女(2017 年/93 分/東宝)
原作:森見登美彦
監督:湯浅政明
脚本:上田誠
声の出演:星野源、花澤香菜、神谷浩史、秋山竜次、中井和哉
内容:黒髪の乙女と彼女に思いを寄せる先輩。二人の恋模様をユーモラスに描いたアニメーション映画。スタッフには TV アニメ『四畳半神話体系』の監督の湯浅政明、脚本の上田誠などが再結集し、主演二人の声を星野源、花澤香菜が務める。原作は、第 137 回直木賞候補になり、2007 年本屋大賞第 2 位に輝いた。

■有頂天家族 第 1 期(2013 年/全 13 話(各話 24 分) /「有頂天家族」製作委員会)
原作:森見登美彦
監督:吉原正行
脚本:菅正太郎、檜垣亮
声の出演:櫻井孝宏、諏訪部順一、吉野裕行、中原麻衣、能登麻美子
内容:京都に住む狸、下鴨家の三男坊、下鴨矢三郎。彼は亡き父の生き方に惹かれ、天狗の赤玉先生や弁天様に振り回されたり、生真面目な兄矢一郎を振り回したりして、面白おかしく日々を生きている。京都を舞台に人間と天狗を巻き込んだ狸たちの馬鹿騒ぎが始まる。累計発行部数 36 万部を記録している本作は、第 17 回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で優秀賞を獲得している。

森見登美彦氏プロフィール
1979 年1月 6 日生まれ(38 歳)。奈良県出身の小説家。京都大学在学中に執筆した『太陽の塔』で第 15 回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、小説家デビュー。2006 年、『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞、本屋大賞などを受賞し注目を集め、同作は 2017 年に劇場アニメ化された。2010年『ペンギン・ハイウェイ』で日本 SF 大賞を受賞する。ほかの著書に『四畳半神話大系』『きつねのはなし』『新釈 走れメロス他四篇』『有頂天家族』『美女と竹林』『恋文の技術』『宵山万華鏡』『四畳半王国見聞録』『聖なる怠け者の冒険』がある。