日豪合作映画『STAR SAND –星砂物語- 豪華キャストの、追加場面スチール解禁!
ちょうど50年前、ベトナム戦争に徴兵される前に、人を殺すことを拒否して、アメリカを去ったパルバース監督が、「”国に戦争に行けと言われても行かない。人を殺せと言われても殺さない”という勇気を知ってもらいたい」と、通常“卑怯者”とみなされる脱走兵をヒーローとして描いた日豪合作映画『STAR SAND ─星砂物語─』。
織田梨沙、満島真之介、三浦貴大、吉岡里帆という今後の日本映画界を担う若手俳優陣と、寺島しのぶ、渡辺真起子、石橋蓮司、緑魔子という日本の映画界・演劇界を支えてきた名優たち、そして、オーストラリアやブロードウェイで活躍するオーストラリア人俳優のブランドン・マクレランドという豪華キャストの追加の場面スチールが解禁となりました。
本作は、1945年の太平洋戦争の戦時中、戦うことを拒否した“卑怯者”の脱走兵である日本兵(満島真之介)と米兵(ブランドン・マクレランド)、そして彼らを見つめる少女(織田梨沙)の物語。本作のテーマは「非暴力」であるため、“反戦映画”ながら、戦闘シーンなど残虐なシーンは映像化していないことも話題です。
この度、米国人脱走兵のボブと世話を焼く洋海(ひろみ)のロマンチックなシーンや、一転、日本人脱走兵の兄であり、重傷を負って除隊した後も国への忠誠心を誓う一(はじめ・三浦貴大)と力強い瞳で対峙するシーンなどの写真が解禁となりました。
また、1945年の沖縄パートで、爆撃で娘を失った時の様子やその悲しみと憤りを、フラッシュバックの映像なしに語りのみで観客に伝える儀間役の寺島しのぶ、詮索好きに見えて、その実、洋海を心配し、気にかける隣人・吉上役の渡辺真起子、また、2016年の現代の東京パートで、自分のやりたいことがわからず、何となく日々を送っている女子大生(吉岡里帆)の成長のきっかけを与える教授役の石橋蓮司と老女役の緑魔子から、本作への出演を決めた理由と、共演した若手女優についてなどのコメントが届きました。
■寺島しのぶ コメント
とても重要な役所だと思いました。
織田さんはとても逞しく生きているこの役にぴったりな存在感があったように思います。
■渡辺真起子 コメント
沖縄の青い空と海が、ただそこにあり強く美しくあるように、織田さん演じる梅野洋海は汚れなく美しかった。
この美しく悲しい物語が、未来の平和に繋がりますように。
■石橋蓮司 コメント
ロジャーとは40年前からの友人で、
常に彼の物の見方には賛同していましたが、
今回は映画を通しての表現に参加出来て、嬉しく思っています。
彼の一貫した反戦思想に貫かれた、
詩的な作品に仕上がったのではと思っています。
■緑魔子 コメント
STAR SAND… 美しい響きと共に、恐い響きもする。
この世で、一体どれだけの生と死が繰り返されてきたのだろう。
全ての生き物は皆、一つ一つの今を生きた。
つながって現在、私達は今を生きている。
吉岡里帆さん演じる美しくさわやかな、スマホ世代の若者の手に、
洋海が集めたSTAR SANDのいっぱい詰まったビンを渡した時、
何故か一瞬時間が止まった様に静かな気持ちになった。
雨あがりの小さな公園の樹木の葉っぱが、
陽の光にゆれるのを永遠の様に感じた。
パルバースさん ありがとう。
●あらすじ:1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(ひろみ)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康とボブに出会う。隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれてゆく。
ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(はじめ)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった──
2016年、東京。大学生の志保は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。志保は日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく……。