SF映画史上最高の傑作として、公開後35年にわたり語り継がれる『ブレードランナー』(82)。その続編となる『ブレードランナー 2049』(※数字のヨミ:ニー・ゼロ・ヨン・キュウ)が10月27日(金)に公開。本日7月10日は、1982年にリドリー・スコット監督による『ブレードランナー』の日本公開日で「ブレードランナー記念日」。そんな、記念すべき日に新旧ブレードランナー、待望の共演シーンの初場面写真がついに解禁となる。

オリジナル作品の舞台2019年から30年後の2049年の世界が本作の舞台。前作では、まるで人間とは見分けのつかない“レプリカント”の暴挙を阻止する捜査官“ブレードランナー”リック・デッカードをハリソン・フォードが演じ、今回新たにライアン・ゴズリングが演じる男が現役捜査官としてブレードランナー“K”を演じる。30年経った続編では、今なお埋まることのない“人間”と“レプリカント”の間の深い溝があり、さらに世界に新たな危機が迫るなか、“K”が30年間行方不明であった<何かを知る>デッカードを探す所からスタートする。

現在までに解禁されたポスタービジュアルや場面写真では、一切2ショットを公開してこなかった新旧ブレードランナーが、今回[ブレードランナー記念日]に併せ解禁された場面写真でついに共演。未来の飲食店のような場所で2人のブレードランナーが向き合い、デッカードは“K”に対し今にも殴りかかるかのような凄みを魅せる緊迫した場面を切り取っている。このたった1枚の写真を見るだけでも、ハリソン・フォードが35年ぶりに演じるブレードランナー役への本気度を感じることができるが、彼自身も「この世界に戻ってこられて嬉しい。30年後(のデッカード)を演じるのは凄く面白かったし、昔の服がピッタリだったのも嬉しかったよ。時を経て、キャラクターを作り上げていく事はとてもやりがいがある。」と前向きな発言。さらに「昔の服」という気になる発言からは、未だ明らかになっていないロングコートでキメるお馴染みの“ブレードランナー”の衣装を劇中で披露する可能性を示唆している。そして謎の多い本作について「デッカードと他のキャラクターの関係性がとても魅力的だ。「2049」では進化したテクノロジーとその社会的影響についても語られている。ストーリー・舞台・キャラクターが興味深く融合しているよ。」と、詳細までは明らかにしないが、35年ぶりの作品に並々ならぬ自信を見せている。
また、ブレードランナーを演じる今最も注目度の高い俳優ライアン・ゴズリングは「ハリソン・フォードがセットに居なくても、常にそこに居るかのような存在感を感じたよ。ヴィルヌーヴ監督がチームに向かって時々言うんだ「ハリソンがそこに座っているとしよう。彼は満足するかな?」って。」とハリウッドの伝説的俳優ハリソン・フォードの圧倒的な存在感とブレードランナーを演じるプレッシャーを語る。しかし、ハリソン・フォードは「彼は生まれながらの感情的知性を持っていて、彼と仕事ができるのは喜びだった。ライアン、そしてヴィルヌーヴ監督と仕事をして、とても満足のいく経験ができたよ」と、2人の才能を認めている。

今なお色あせることなく、映画界と世界中のカルチャーを魅了し続けている「ブレードランナー」。“ブレードランナー”を演じるライアン・ゴズリング、謎の男ジャレット・レトー、そして、公開中の『メッセージ』で美しい世界観を描いた手腕も大きな話題になっている気鋭の天才監督ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督に大抜擢され、現在考えられる最高のキャスト&スタッフが集結した『ブレードランナー 2049』で描かれる30年後の世界は、その圧倒的な映像美をよりパワフルに引き継ぎ、詳細はベールに包まれ多くの謎を抱えながらも、新たな映画新時代の幕開けを感じずにはいられない。

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