アカデミー賞®2部門受賞&6部門ノミネートされ、各賞34部門受賞、102部門ノミネートされた『ハクソー・リッジ』が、6月24日(土)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショーとなる。
監督はメル・ギブソン。『ブレイブハート』でアカデミー賞®《作品賞》《監督賞》など5部門に輝き、『アポカリプト』以来10年振りとなる本作で完全復活を果たした圧巻の映像は、まるで戦場にいるかのような臨場感で観客を圧倒する。
主人公デズモンド・ドスは、「戦争は命を奪うが、僕は命を救う」という信念を貫き、アメリカ史上初の《良心的兵役協力者》として勲章を受けた男。だが、彼の信念は容易には理解されず、“世界一の臆病者”と呼ばれたこともある。この難役に挑んだのが、アンドリュー・ガーフィールドだ。1983年カリフォルニア州生まれの33歳。舞台俳優として活動を始め、デヴィッド・フィンチャー監督作『ソーシャル・ネットワーク』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされ注目を浴びた。ピーター・パーカーを演じた『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ2作品で合計15億ドルの興収をあげて世界中にその名を知らしめた。今年は、日本を舞台にしたマーティン・スコセッシ監督作『沈黙 -サイレンス-』で圧巻の演技を披露、待機作に『Under the Silver Lake』がある。

今回、監督のメル・ギブソンと共演者が、主演のアンドリュー・ガーフィールドを語った特別動画が解禁された。

初タッグを組んだメル・ギブソンは、「アンドリューは優秀な若手俳優だ。彼はなぜか22歳にも32歳にも見える。年齢を気にさせない独特の雰囲気があるんだ。どこにでもいそうな男で典型的な英雄タイプじゃない。だが内面は違う。信念や信条を持ち筋が通った人物だ。だからドスという人を理解し表現できたんだ。何より才能あふれる素晴らしい俳優だ」と語る。
「アンドリューは目立たないところで大変な努力をしている」と語るのは、武器を持たないドスに「人を殺すのが戦争だ」と告げる上官グローヴァー大尉を演じるサム・ワーシントン。アンドリューの「真実への探求心と誠実さは実にすばらしい。キャラクターの芯を理解して発展させることができる。自分とはかけ離れたドスの本質を見事に表現した。見た目だけでなく話し方や仕草まで真に迫っていてリアルなんだ。彼のような俳優を見るのは楽しい」と、シリアスな場面から激しい戦闘シーンまで、共演を楽しんだ。

「彼は“デズモンド”そのもの」と興奮するのは、ドスと運命的な出会いをするヒロイン、ドロシー役のテリーサ・パーマー。「映画の中の彼を見ているとゾクゾクする。俳優がセリフを言っているとは思えなくて、役柄そのものに見える。この映画の中で彼は本当に輝いているし、演技力を惜しみなく見せてくれた。だから彼を失望させないよう精一杯演じた。現場が最高の演劇学校だった」と、アンドリューが体現したドスの演技が、ヒロインのドロシーを演じる上で大きなプレッシャーになったことを告白。本作での共演は特別な体験となったようだ。また、『沈黙 -サイレンス-』で共演したオスカー俳優リーアム・ニーソンも、独自のアプローチで役柄になりきるアンドリューの演技スタイルを「デ・ニーロやダニエル・デイ=ルイスのように役になりきる。彼は本物だ」と賞賛している。

世界一の臆病者が、英雄になった真の理由とは—
なぜ、ドスは武器を持つことを拒んだのか? なんのために、命を救い続けたのか? そしてどうやって、奇跡を成し遂げたのか? 徹底的に役柄を追究し、出演作を重ねる度に演技を進化させ続けるアンドリュー・ガーフィールド迫真の演技が、1人の兵士の強い信念と葛藤を浮き彫りにしていく。
実話から誕生した驚愕と感動の物語『ハクソー・リッジ』は、6月24日(土)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー

皆が殺し合う戦場で、僕は命を助けたい―今明かされる、デズモンド・ドスの知られざる真実
緑豊かなヴァージニア州の田舎町で育ったデズモンド・ドスは、第2次世界大戦が激化する中、陸軍への志願を決める。先の大戦で心に深い傷を負った父からは反対され、恋人のドロシーは別れを悲しむが、デズモンドの決意は固かった。だが、訓練初日から、彼のある“主張”が部隊を揺るがす。衛生兵として人を救いたいと願うデズモンドは、「生涯、武器には触らない」と固く心に誓っていたのだ。上官と仲間の兵士たちから責められても、デズモンドは頑として銃をとらない。遂に軍法会議にかけられるが、思いがけない助けを得て、主張を認められたデズモンドは激戦地の〈ハクソー・リッジ〉へ赴く。そこは、アメリカ軍が史上最大の苦戦を強いられている戦場だった。1歩、足を踏み入れるなり、目の前で次々と兵士が倒れて行く中、遂にデズモンドの〈命を救う戦い〉が始まる──。

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