(C)2017「武曲 MUKOKU」製作委員会
『私の男』の熊切和嘉監督最新作、『そこのみにて光輝く』の綾野剛主演の『武曲 MUKOKU』が、6月3日(土)より全国ロードショーとなります。
物語のオープニングシーンとなる、高校生・融による絶叫ラップシーンのフルコーラス映像が解禁となります。

剣道五段の腕前を持ちながらどん底の生活を送る主人公・研吾(綾野)に剣道未経験ながら真っ向から立ち向かうことになる、恐るべき剣の才能を持つ高校生・融を演じるのは村上虹郎。デビュー作にして初主演となった『2つ目の窓』がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞を獲得した『ディストラクション・ベイビーズ』、TVドラマ『仰げば尊し』など話題作に次々と出演、本作の後も主演作『二度めの夏、二度と会えない君』(9/1公開)など続々映画出演を控えている注目株だ。綾野やスタッフの全会一致で出演を切望され、融として10代最後の夏をスクリーンに焼き付ける圧倒的な魅力を放っている。
解禁となった映像が捉えるのは、同級生と組んでいるバンドによるライブシーンで、本作の音楽を担当している池永正二がライブシーンの楽曲とリリックも担当。融はバンド全ての曲のリリックを担当しているが、サビの「解き放て!深淵を覗け!注ぐ光を空へ!解き放て! 感じる再生 細胞に 飛び散る永遠 高尚に・・・」という言葉やこの姿からも、彼が普通の高校生とはどこか違う感性を持ち、自分には扱いきれない強い衝動を持つキャラクターであると感じることができる。それと同時に、このリリックは研吾と融を待ち受ける物語を示唆するものにもなっており、本映像には特別に歌詞を載せている(※映画本編に歌詞表示はありません)ので、言葉にもぜひ注目してほしい。この後、融のこうした“言葉”に強いこだわりを持つキャラクターが、全く興味のなかった剣との出会いを生むことになる。
熊切監督は、池永にもともとこのライブシーンの楽曲だけを依頼するつもりだったといい、監督がかつて見た池永のライブから受けた、観客置き去りの“ぶっ飛んだ”印象をこのライブシーンにも投影させている。

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