『海炭市叙景』(10’/熊切和嘉監督)、『そこのみにて光輝く』(14’/呉美保監督)に続く、孤高の作家・佐藤泰志原作の函館三部作最終章『オーバー・フェンス』が先日公開し(配給:東京テアトル+函館シネマアイリス(北海道地区))、全国33館で公開され、3日間で全国動員10,741名、興行収入15,319,900円を記録。メイン館となるテアトル新宿では、初日、2日目とレイトショー含む5回上映全て満席となる大ヒットスタートを切り、現在も口コミが拡がりSNSでも話題になり、幅広い客層から支持を得ている。

本作は原作者・佐藤泰志が執筆活動を諦めかけた頃、函館の職業訓練校にて過ごした自身の経験を基に執筆し、生涯最後の芥川賞の候補となった同名小説を、『マイ・バック・ページ』『味園ユニバース』など闇を抱えた人間たちに柔らかな光を与える名手・山下敦弘監督が映像化。キャストは、主人公・白岩役にオダギリジョー、白岩と恋に落ちる女性・聡(さとし)役に蒼井 優、白岩と同じ職業訓練校の生徒・代島役に松田翔太など豪華キャストが出演。ほか脚本に高田亮、音楽に田中拓人、撮影に近藤龍人、照明に藤井勇と国内外で高く評価された『そこのみにて光輝く』のスタッフ陣が再集結。邦画界を支えるスタッフ・キャストが圧倒的な底力で紡いだ、壊れかけた男と女の愛の物語になります。
そしてこの度、先日発表されました来月6日に開幕が迫った

第21回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門出品に伴いまして、9/14に予定されている上映では主演オダギリジョー、山下敦弘監督の登壇が決定!韓国で圧倒的な人気を誇るオダギリジョーが『オーバー・フェンス』の上映と共に登壇、質疑応答も予定しています。

またその他、国内の大ヒットのみならず、続々と世界各国の映画祭も決定!第21回釜山国際映画祭と併せて、台湾のShine Film Festival、香港アジア映画祭、サンディエゴアジア映画祭、ハワイ国際映画祭、第二回「上海日本映画展」など続々と映画祭が決まっております!

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執筆者

Yasuhiro Togawa