この度、映画『神聖なる⼀族 24 ⼈の娘たち』が、9 ⽉ 24 ⽇(⼟)より、シアター・イメージフォーラムにて公開することになりました。本作は、ロシア⻄部のヴォルガ川流域に広がる魔法の国のような“マリ・エル共和国”を舞台に、そこに住むマリ⼈⼥性たちにまつわる説話を映画化した前代未聞の作品。監督は、ロシアの新たな⻤才 A.フェドルチェンコ。これまでのロシア映画とは⼀線を画すユーモアと瑞々しさを携え、ロシア版「遠野物語」や「アイヌ⺠話」のような、優しくて哀しい不思議な世界が広がります。美術家の奈良美智⽒をはじめ⽂化・芸術の分野で活躍している様々な⽅から推薦コメントをいただいております。また、公開初⽇と2⽇⽬には上映後にトークイベントを開催予定です。

<推薦コメント>
奈良美智(美術家)
現代的に蘇った伝承的な寓話のように、⽇常⾵景の中に神秘が⾒え隠れ。
なんだか懐かしく、めっちゃ楽しい。
⾃然や娘や服や⽣活が美しく総天然⾊で瞬くラストシーン。世界に、平和を!

⾟酸なめ⼦(漫画家・コラムニスト)
性と聖、畏れと笑いは表裏⼀体。
マリ⼈の神聖な儀式が、だんだん神様へのネタ⾒せのように感じられてきました。
神様もきっと笑いを求めています。

今⽇マチ⼦(漫画家)
昔話といまが混ざり合った、まったく新しいファンタジー。
⽣と性、奇妙な世界を往き来する⼥たちのなかに、わたしたちは霊的な豊かさを⽬撃するだろう。
彼らは物語の上に⽣きている!

<劇場トークイベント>両⽇ともシアター・イメージフォーラム 16:10 の回終映後
9/24 沼野恭⼦さん(ロシア⽂学研究者・東京外国語⼤学教授)
9/25 飯沢耕太郎さん(写真評論家・きのこ⽂学研究家)× ヴィヴィアン佐藤さん(美術家、ドラァグクイーン)

また公開初日と2日目にシアター・イメージフォーラムに来場されたお客様には来場者プレゼントがございます。(数量限定/先着順)
9/24(土)マトリョーシカ・マグネット 提供:VOLGA *写真
9/25(日)ロシアの切手やデザインペーパー 提供:Mitte

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=54963

執筆者

Yasuhiro Togawa