ヘミングウェイ、フィッツジェラルドなど数々の世界的有名作家を見出した実在の名編集者マックスウェル・パーキンズと37歳で短い生涯を閉じた天才小説家トマス・ウルフの人生と友情を描いた『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』が10月7日(金)よりTOHOシネマズ シャンテにて先行公開致します。

『キングスマン』(15)、『英国王のスピーチ』(10)など多くの作品に出演のアカデミー賞®俳優コリン・ファース。『シャーロック・ホームズ』シリーズなどに出演し、実力と高い人気を誇るジュード・ロウ。世界中の人々を魅了する2人の名優が本作で待望の初共演。コリンとジュードが演じるのは、「この世に書物ほど大切なものはない」と、卓越した審美眼と献身的な姿勢で作家を支えたカリスマ編集者パーキンズと、彼が惚れ込んだ若き天才作家トマス・ウルフ。文学に全てをかけた実在の2人を圧倒的な存在感で熱演しています。またウルフを溺愛し、彼とパーキンズとの絆に嫉妬する愛人アリーンをニコール・キッドマンが情熱的に演じ、トマス・ウルフと同じくパーキンズが見出した“失われた世代(ロスト・ジェネレーション)”と呼ばれた作家たち、「グレート・ギャツビー」のF・スコット・フィッツジェラルドにはガイ・ピアースが「老人と海」のアーネスト・ヘミングウェイにはドミニク・ウェストが扮し脇を支えています。そしてトニー賞受賞のイギリス演劇界の鬼才マイケル・グランデージが満を持して初メガホンを取り、アメリカ文学黄金期を魅力的に再現しています。

この度、本作のプロデューサーでもあり、原作者でもあるピューリッツァ賞作家A・スコット・バーグの「名編集者パーキンズ」(鈴木主税訳、草思社刊)がコリンとジュードのビジュアルを使用した全面オビで再度書店店頭に並びます。映画ではパーキンズとトマス・ウルフの関係に焦点をあてているが、原作ではパーキンズの生い立ちから死まで、彼の全人生を網羅。もはや一編集者の伝記ではなく、アメリカ文学とカルチャーがダイナミックに変わった時代の裏側を描いた一大ノンフィクションとなっています。是非映画と合わせてお楽しみください!

「名編集者パーキンズ」A・スコット・バーグ(鈴木主税訳、草思社刊)
価格:上下巻 各1200円(税抜)
・9月中旬より特製しおり(右)を封入し全国の大型書店にて映画化新オビ付出庫予定
・10月5日発売の草思社文庫5点にもしおりが封入されます。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=54682

執筆者

Yasuhiro Togawa