この度、新たな場面写真が解禁。家出した夫(オダギリジョー)の行方を追う双葉(宮沢りえ)が、ついに居所を突き止め突然訪問するシーン。

1年も会っていない夫との対面に緊張を隠せない双葉、しかし、扉を開けて出てきたのは、なんとも気が抜ける、おたま片手にピンクの可愛らしいエプロンをまとった夫の姿!この後、双葉がどんな行動をとったのか?はご想像におまかせする…。余命わずかと宣告され、やりのこしたことを全てやりきるために行動を起こす双葉が、発見した夫はなぜこんな姿なのだろうか?その理由はスクリーンにて!

俳優として新しい役柄に挑戦し続け、時には三枚目キャラも見事に演じるオダギリジョー。より一層脂の乗った40代をむかえ、今や日本映画界になくてはならない存在となっている。

本作でオダギリが演じる幸野一浩。銭湯「幸の湯」の主でありながら、家業も家族もほったらかしにしてどこかへ消えてしまうダメ男、しかしある日突然、「余命わずか」と宣告された妻・双葉に連れ戻され、注がれる大きく熱い愛によって、再び家族と繋がり、強い絆で結ばれていく。ダメ男の一浩を、なぜか憎めないのは、その根底にやはり家族への熱い愛情を感じるから。中野量太監督はオダギリジョーとの撮影をふりかえり「現場でのオダギリさんとのやり取りは、とても面白かったです。演出すると言うより、次はどんな演技プランでいくかを、二人でほくそ笑みながら企んでいた感じです。オダギリさんは、二枚目でも、三枚目でも、その人間の魅力を醸し出せる特別な俳優だと思っています。」と語る。

頼りないけど愛すべきお父ちゃんが再び家族と繋がっていく奮闘の日々には、エールをおくりたくなるしなんだか胸が熱くなる。
映画公開時には是非家族そろって観てほしい。

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執筆者

Yasuhiro Togawa