監督:三池崇史×主演:木村拓哉。日本映画界が世界に誇る“最強タッグ”で挑む、規格外アクション・エンターテイメント『無限の住人』。この度、2017年最大の話題作の公開がゴールデンウィークに決定! そして本日8月23日(火)、原作コミック「無限の住人」新装版第1〜3巻が発売。新装版カバーは、原作者・沙村広明による新たな描き下ろしビジュアルが採用され、公開までの間続々とリリースされる予定。

第1巻では、主人公・万次(まんじ)とヒロイン浅野凜(あさの・りん)、二人を付け狙う剣客集団・逸刀流(いっとうりゅう)の黒衣鯖人(くろい・さばと)、閑馬永空(しずま・えいくう)の姿。第2巻では、逸刀流当主・天津影久(あのつ・かげひさ)率いる、乙橘槇絵(おとのたちばな・まきえ)、川上新夜(かわかみ・あらや)の姿。第3巻では、無骸流(むがいりゅう)の百琳(ひゃくりん)、尸良(しら)、偽一(ぎいち)の躍動感あふれる姿が描かれている。発表されている出演キャストは、木村拓哉のみ。今後、豪華本格キャスト陣の発表を控えており、どのキャラクターを演じるのか、期待が高まる。

「無限の住人」(沙村広明著)は、1993年から2012年に「月刊アフタヌーン」(講談社刊)で連載され、その圧倒的な画力と斬新な殺陣描写により「時代劇」というジャンルを超えたアクションコミックとして話題を呼び、累計発行部数750万部突破を誇るカリスマコミック。1997年に第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、2000年に英語版がアイズナー賞最優秀国際作品部門を受賞。アイズナー賞とは、カリフォルニア州サン・ディエゴのコミコン・インターナショナルで発表される、アメリカで最も権威あるコミック賞の一つ。“漫画のアカデミー賞”と呼ばれており、手塚治虫、大友克洋、浦沢直樹など名だたる作家に先んじての受賞となり、当時大きな話題となった。現在までに世界22の国と地域で刊行され、いまなお人気を博している。

木村拓哉演じるのは、不死身の体を持つ剣士・万次。「面倒くせぇ」が口癖だが、頼りがいのある男が引き受けたのは、“最初で最後”の少女の用心棒だった。ただ生きるだけだった万次と、凜の壮絶な仇討ちが始まろうとしていた———。2015年11月から2016年1月初旬にかけてオール京都ロケで撮影が行われ、現在編集中。

監督は三池崇史。2010年に公開された『十三人の刺客』が第67回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、『藁の楯 わらのたて』(2013)がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されるなど、世界三大映画祭でも高く評価されているだけに、海外をも視野に入れた作品としての期待値が大きい。2017年の日本映画界から世界に挑むビッグプロジェクトがついに始動する。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa