今年11月に豊洲への移転を予定している東京都中央卸売市場築地市場。
古くは江戸時代まで歴史を遡る魚河岸は、日本橋から移転し現在に至るまで、80年に渡り日本の台所として私たちの食文化を支え続けてきました。10月1日(土)より公開の映画『TSUKIJI WONDERLAND (築地ワンダーランド)』は、その築地市場に初めて1年以上に渡りカメラが入り映画撮影を敢行、一般の人は足を踏み入れることのできない築地の深部まで迫ります。

 5月にシアトル国際映画祭でのワールドプレミア上映を経て、世界からの注目度を増した本作が、この度新たに海外の映画祭への出品が決定致しました。今回新たに出品が決定したのは、中東のレバノンで開催される第16回ベイルート国際映画祭(10月5日〜10月13日)と、アメリカ合衆国ハワイ州で行われる、第36回ハワイ国際映画祭(11月3日〜11月13日)となります。他にも海外での公開が順次決定し、アジア諸国で築地への関心が高まります。
 また、先日解禁となった予告編が大好評で解禁からわずか1週間の時点で約100万人が視聴し、その大きな反響を受けて、英語版&中国語版の予告編が新たに解禁となりました。
 さらに本作に出演している料理研究家の服部幸應氏から応援コメントが到着致しました。日本人が見るべき映画として、食のプロの心に刺さった本作、それを深く表すコメントとなっております。

◆海外映画祭出品情報
・第16回ベイルート国際映画祭 Culinary/Environment部門正式出品
期間:10月5日〜10月13日(現地時間)
場所:レバノン 首都ベイルート
ベイルート国際映画祭
レバノンの首都ベイルートで開催される国際映画祭。ベイルート映画財団主催で1997年から毎年10月に開催される。中東アラブ地域限定の長短編映画の国際コンペティションの他、国際パノラマ部門、レトロスペクティブ部門などがある。

・第36回ハワイ国際映画祭 Eat. Drink. Film. 部門正式出品
期間:11月3日〜11月13日(現地時間)
場所:アメリカ合衆国 ハワイ州
ハワイ国際映画祭
1981年にスタートし、地元ハワイをはじめ、アジア太平洋地域の映画を上映。日本映画もなじみが深く、小栗康平監督の『泥の河』(1981)や、高嶺剛監督『ウンタマギルー』(1989)、ジョン・ウィリアムズ監督『いちばん美しい夏』(2001)、山田洋次監督『たそがれ清兵衛』(2002)、石井克人監督『茶の味』(2003)、内田けんじ監督『鍵泥棒のメソッド』(2012)が受賞。さらに26回に渡辺謙へ演技功労賞、32回に役所広司、35回に広末涼子へそれぞれ功労賞、マーベリック賞(異端者や一匹狼の意味)が25回に千葉真一、35回に浅野忠信へ贈られた。

◆海外公開情報
・香港:9月1日公開
・シンガポール:10月6日公開
・タイ: 9月公開予定
 ほか、アジア諸国で公開予定!

◆英語版&中国語版予告編解禁!
 7月7日(木)に解禁となった本作の予告編が、Facebookなどの拡散により解禁よりわずか1週間で100万人に視聴されました。その大きな反響を受けて、英語版と中国語版の予告編が解禁となりました。

英語版予告 : https://www.youtube.com/watch?v=H7poRRI2zAM
中国語版予告: https://www.youtube.com/watch?v=88i6J2KSa0M

◆料理研究家・服部幸應コメント

20回泣いた。
日本人こそが、一番築地を知らないということに気づかされる。
絶対にみるべき作品。  服部幸應(料理研究家)

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=52530

執筆者

Yasuhiro Togawa