1987年に初刊が発行されて以来29年のロングセラーを誇り、シリーズ累計発行部数100万部を超える児童文学の不朽の名作『ルドルフとイッパイアッテナ』。ひょんなことから飼い主のもとを離れおもいがけず東京にやって来てしまった小さな黒猫・ルドルフが、街を牛耳るボス猫・イッパイアッテナと出会い、ノラ猫として共に生き、成長する姿を描いた友情と冒険の物語が8月6日(土)にフル3DCGアニメーション作品としてスクリーンで公開されます。

本作の魅力のひとつでもあるアニメ−ション・CGアニメ界を代表する監督陣。『ポケットモンスター』シリーズのメガホンを19年間とり続ける湯山邦彦監督とロサンゼルスを拠点に活動し、『パックワールド』をヒットさせた榊原幹典監督の最強タッグで、日本とアメリカそれぞれ第一線で活躍する両監督が創り出す映像にも注目が集まっています。そして、この度、映画の本場・アメリカのロサンゼルスにて井上真央と榊原監督が登壇し、本作のプレミア試写会が実施されました!榊原監督が活動の拠点としていることもあり、今回の試写会が実現。会場は“THE LOS ANGELES FILM SCHOOL”というアメリカ中の映画業界を目指す若者が集う学校で実施され、日々、映画に触れ感性を磨いている生徒たちを特別に招待し、上映が行われました。上映終了と同時に会場からは盛大な拍手が巻き起こりました。ティーチインの時間では「原作を忠実に再現されているのか?」という質問に対し、「原作の要素が忠実に描かれています。日本ではこどもたちによく読まれる本なので、“学ぶことが大切”といったメッセージが込められています」(井上)、「こだわった部分は?」という質問に対しては、「日本には四季があって、それをルドルフの成長と重ねて表現した部分を感じてほしいです。」(榊原監督)と作品のストーリーについて語り、さらには制作時に使用した具体的なソフトウェアの名前など専門的な質問もとびだし、アメリカの若者たちと白熱した時間を共有しました。鑑賞後のアンケートでは「今まで観た動物を題材にした映画の中でも可愛らしく、ストーリーも素晴らしかった」「素晴らしい映画。アメリカでも日本でも家族全員で楽しめる映画だと思う。」など大絶賛のコメントが数多く寄せられました。また「アニメーションの映像が細部までこだわられていて、キャラクターたちはエネルギーに溢れていた。細かく描かれている表現が個性的でした。」「日本のアニメーション技術は素晴らしい」など日本ならではの繊細な表現と高度な技術が高く評価されました!

さらに制作の裏側を知るべく、榊原監督が設立したアニメーション制作会社Sprite Animation Studiosを訪問!榊原監督の案内で膨大な資料やキャラクターのデザイン画、実際にアニメーションが創り上げられていく工程を目の当たりにし、興奮を隠せない様子。まるで文字を学んでいるルドルフのように目を輝かせながら、キャラクターが創りだされた空間を堪能していました。※上記の模様は8月6日(土)13:30〜の日本テレビ『ZERO CULTURE スピンオフ「ルドルフとイッパイアッテナ」ねこだらけSP』にて放送予定。

いよいよ今週末に公開となる『ルドルフとイッパイアッテナ』。日本に留まらず、映画の本場であるアメリカでも大絶賛を得た本作にご期待ください!

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執筆者

Yasuhiro Togawa