この度、中井貴一主演、君塚良一脚本・監督作品『グッドモーニングショー』(10/8公開)が、カナダのモントリオールで開催される第40回モントリオール世界映画祭のメイン・コンペティション部門である“ワールド・コンペティション部門”に正式出品されることが決定しました!

本作は、放送作家、脚本家としてテレビを知り尽くした君塚良一監督(『踊る大捜査線』シリーズ脚本、『誰も守ってくれない』監督・脚本)が、朝の情報番組である『ワイドショー』を最新作の映画の題材に選んだもの。報道、スポーツ、芸能、さらにファッションのトレンドやグルメ情報や人気動画まで、視聴者が興味を持つものなら何でもネタにするワイドショー。そのワイドショーの顔であるキャスター澄田真吾が本作の主人公。澄田は生放送中にアシスタントの美人アナウンサーから二人の交際関係をバラすと脅され、プロデューサーから番組打ち切りの危機を告げられ、更に突然起こった立てこもり事件に巻き込まれて犯人との直接交渉をする羽目になってしまう・・・。本作は、そんなキャスター澄田の災難だらけの一日の模様を描く超一級のコメディ・エンターテインメント映画です!!

主人公の「グッドモーニングショー」メインキャスター・澄田真吾を演じるのは、NHKの大河ドラマをはじめとする多くのTVドラマや映画で長きに渡って一線で活躍し、シリアスな役からコミカルな役まで演じ分ける実力派俳優・中井貴一。これまで数々の役柄を演じてきましたが、キャスター役は初挑戦となります!かつてはエースキャスターとして看板報道番組で活躍したが、現場リポートでの失態が原因で番組を降板。同期のプロデューサーに拾われて朝のワイドショー番組の顔となるが、家庭ではバカにされ、共演のキャスターからは交際発表を迫られるなど、うだつの上がらない男を得意とする三枚目キャラで演じます。また、澄田真吾のアシスタントキャスター・小川圭子を数々の話題作に出演し日本を代表する女優の一人、長澤まさみが演じます。澄田との関係を勘違いし、二人の交際を生放送中に公表しようとする!?ぶっ飛んだ女子アナ役に大注目です。他に、新人アナウンサー・三木沙也役に志田未来、澄田に理解を示す同期のプロデューサー・石山聡役に時任三郎、澄田の冷たい妻役に吉田羊、立てこもり事件の犯人役に濱田岳、事件の解決にあたる警視庁特殊班リーダーに松重豊、さらには個性的な番組スタッフに池内博之、林遣都、梶原善、木南晴夏、大東駿介とバラエティに富んだ豪華俳優陣が勢揃いしました!!

中井貴一×長澤まさみ×君塚良一による笑撃必至のオリジナルコメディに、日本中が笑顔に包まれることは間違いなしの作品です!!
そしてこの度、『グッドモーニングショー』が、北米最大の規模の国際映画祭であるモントリオール世界映画祭の“ワールド・コンペティション”部門の正式出品に決定となりました!!9月のモントリオール世界映画祭での公式上映にて、初めて海外にお披露目となり、主演の中井貴一、共演の長澤まさみ、志田未来が君塚良一監督と共に映画祭に参加する予定です。主演の中井貴一は、過去に映画祭参加の機会があったもののスケジュールの都合で参加できていなかった為、今回が“初めての海外映画祭への参加”、満を持して世界進出となります!君塚良一監督は、2008年に「誰も守ってくれない」にて同映画祭で最優秀脚本賞を受賞という実績に加え、2012年に「遺体 明日への十日間」が正式招待。それ以来の三度目のモントリオール世界映画祭に出品となることから、中井貴一×君塚良一監督とのタッグで望む本作にて「おくりびと」以来のコンペ部門でのグランプリ栄冠も期待できます!!

【キャスト・監督コメント】
●中井貴一コメント
エンターテインメント色の濃い本作が海外の映画祭に招待を頂けるのは画期的で、光栄だと思っています。出演した映画が海外の映画祭に招待されることはあったのですが、スケジュールの都合で参加出来ていませんでした。そういう意味では、初めて海外の映画祭に参加することになりますが、君塚監督、そして長澤さん志田さんら女性陣と一緒に楽しめたらと思います。旅行じゃないんですけどね(笑)。現地モントリオールはフランス語圏らしいですが、一応、(学生時代に)第二外国語はフランス語を専攻していましたから・・・まったく喋れませんが(笑)。
「グッドモーニングショー」はテレビの存在意義、何のためにテレビが必要なのか?を問うている映画なので、きっと国境を越えていろいろな国の方に理解してもらえるのではないかと思っています。さらには日頃から自分の夢と言っている「日本の映画が当たり前のように海外で上映されている環境」へのきっかけになれば良いなと考えています。そして、日本を代表して行くので、リオではなくてモント“リオ”ールで金メダル(グランプリ)を獲って来られたらと思っています。

●君塚良一監督コメント
 ワイドショーの狂騒を描いたこの映画を世界の人々に見てもらえることになり、喜んでいます。朝のワイドショーは世界中で放送されている番組なので、きっと楽しんでくれるでしょう。

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執筆者

Yasuhiro Togawa