ヨル(夜)の綱渡り──。17歳という年代を生きる少女たちは、暗闇のなかで綱渡りをしているような、そんな危うい毎日を生きている。映画『少女』は、湊かなえ(原作)×主演・本田翼、山本美月×監督・三島有紀子=4人の“女性たち”が仕掛ける、“死”にまつわる禁断の世界を描いた長編ミステリーです。

『告白』『白ゆき姫殺人事件』「夜行観覧車」「Nのために」等、大ヒット映像化作品を次々と世に送り出す湊かなえが「告白」の次に認めた作品が、本作「少女」。同級生ある“告白”から、「人が死ぬ瞬間を見てみたい」という願望にとらわれた、2人の女子高生の衝撃的な夏休みが描かれています。2人の少女を演じるのは、『アオハライド』など人気作品に数多く出演し、来年には『鋼の錬金術師』の実写化作品への出演も決定した本田翼と、主演作『貞子VS伽耶子』が控え、ドラマやCM、雑誌と、活躍の場を多岐に広げる山本美月。ティーンに圧倒的な人気を誇る2人が、これまでにない“表情”を見せる、豪華共演が実現いたしました。長編デビュー作品となった感動作『しあわせのパン』、モントリオール映画祭特別招待作品『ぶどうのなみだ』や『繕い裁つ人』等、女性の心を惹きつけてやまない新進気鋭・三島有紀子が、湊かなえ作品のダークかつ刺激的な世界を描き出しています。

本日7月8日(金)、GLIM SPANKY が20時30分からのLINE LIVEに出演し、GLIM SPANKYと三島有紀子監督のスペシャル対談&映画『少女』主題歌「闇に目を凝らせば」をアコースティックで生演奏を行いました!

対談では、主題歌「闇に目を凝らせば」について、依頼した理由、制作する上で苦労したことや、制作秘話などについてのトークを繰り広げました。三島監督、GLIM SPANKYのそれぞれが熱い想いを持って挑んだ曲作りに対し、コメント欄には、「映画館いかなきゃ」「(監督の)他の作品も是非見てみたい!」「10月8日が待ちきれないー!」「GLIM SPANKYの世界観最高!」など映画や主題歌を楽しみにする声が多数あがりました。

そして、番組後半にはLINE LIVEでの生中継配信は22,925人以上が視聴する中、主題歌「闇に目を凝らせば」の生演奏がスタート。演奏中、コメント欄には「映画予告と同じくらい、ゾクゾクした。GLIM SPANKY大好きっ!」「いいねぇ!この曲!映画『少女』の世界観にぴったり!」「かっこいい!!」「アンコール!」などなど絶賛のコメントで溢れかえりました。また、今回の「闇に目を凝らせば」の生演奏はメディア初披露となります。

生演奏を終えるやいなや三島監督は「いやー、やっぱりいい曲だなと思いました!!」と笑顔でコメント。最後に、亀本は「映画本編はもちろん、エンディングでこの曲始まるときに“わぉ!”っとなってほしいです!」と語り、松尾は「10月8日の映画『少女』を是非見に来てほしいです!」と締め、本イベントは終了しました。

GLIM SPANKY新曲初披露!映画『少女』主題歌「闇に目を凝らせば」ミニライブ

【日程】7月8日(金) 【出演者】GLIM SPANKY<松尾レミ(vo,g)、亀本寛貴(g)>、三島有紀子監督

■最初に湊さんの原作を読んだ時どのように感じましたか?意識した点はありますか?
監督:もともと“闇”というものが大好物なんです。湊かなえさんは基本的に人間の闇を描いていらっしゃる作家さんなので、そこに挑んでみたいという気持ちが強くありました。
あと、闇を描くにあたって、ただダークというよりは、儚く、どこまでも単味で、美しいからこそ闇が深いということを映像で表現できたら良いなと思って撮影していました。

■主題歌をGLIM SPANKYにお願いした理由は?
監督:まず、ラジオで聞いたのがきっかけで、GLIM SPANKYさんのライブを見せて頂きました。もともと自分自身がロックやブルースがすごく好きで、松尾レミさんの声も大好きでライブを見に行ったんですが、そこで「velvet theater」を聞いたときの興奮が忘れられなかったんです。非常に歌詞が文学的で、アレンジが渋くて…すごく良いなと心を引き付けられて、このままずっと聞いていたいと思ったのが最初でした。

■主題歌のお話を頂いた時の率直な感想は?
松尾:最初台本を頂いて、編集段階の映像を曲作りの最初で頂き、観させて頂きました。(映像を)一度観ただけで、この映画にのめり込んでしまいましたね。美しいからこそ、儚くて残酷で…昔から人間が追い求めていて、手を伸ばしても手に入れられない美しさと儚さがそこにあると思いました。こんな素晴らしい映画に自分の歌が入るのが本当に光栄なことだなと思いましたし、まず、映画自体もそうですが、監督のファンになりました!

■監督とはどのようなイメージを共有して、歌を作られたんですか?
松尾:闇を歩いている感じやダークでブルージーであるというイメージを共有しました。

監督:キーワードとして、「夜の綱渡り」という言葉が映画の本編で出てくるんですが、“明けない夜の中で、危うい感じで綱渡りを続けている”、そんな感情をGLIM SPANKYらしいロック&ブルースでやってほしいとお願いしました。
あと、よくあるんですが、映画の最後に全然あってない歌が流れるのがすごく嫌で…(笑)
この『少女』という世界観をGLIM SPANKYさんが表現してくださるからお願いしてるので、GLIM SPANKYさんもこの映画の登場人物となって、この映画に入っていく感じでとお願いしました。
文学的な世界を二人とも持ってらっしゃるので、どんどんイメージが広がりましたね!

松尾:監督はいつも瞳がキラキラしていて、同じクリエイターとして監督の人間性が素敵で一緒に仕事ができて本当に幸せでした。
ずっと良い作品を作るためのミーティングをしていたので、気持ちの良い現場でしたね。

■良い意味で、たわいもない話はしましたか?
松尾:オーディションで監督が忙しい時に「子役はどう選ぶのか?」とか「音楽と映画はどう絡って作品になるのか」などクリエイトな話をしていました。
私はイメージ共有することを音楽作りのときに一番大事にしていることだったので、監督と常にイメージを共有できて、(スタッフ)みんな同じ方向を向いて作ることができて楽しかったです!

亀本:今まで色んな作品をやってきましたが、正直この曲が一番難しかったです。他の作品だと通常、秒数くらいしか制約が無いんですね。でもこの曲に関しては、監督から「歌で始まってほしい」ということで初めからアカペラで始まったり…僕はアコースティックギターを使いたいと思ったんですけど、監督から「アコースティックギターじゃない感じで」と依頼を受けて…あ、これは難題だぞ…と(笑)逆に難しかったんですけど、作り終えてみて、頑張ったなという気がしましたね!

監督:本当にありがとう…!

松尾:私は逆にかなり得意な世界観でした。歌詞の世界観やもともとGLIM SPANKYでデビューする前から作っていた歌詞の世界観を良いと言ってくださって、監督がこういうイメージでということだったので、絵画を書くイメージで曲作りができました。
あとCDだと弦が入っているんですが、チェロの四家(しか)さんのチェロがアバンギャルドに演奏してもらいました。それで、自分たちでチェロはこういう風に当てはめてみようと考えたり、歌詞に当てこんで実験しながら作っていましたね。

亀本:なんで難しかったのか考えてみたら、自分の想像の範囲内にない演出だったんですよね!試写で完成した作品を観たんですが、こういうことだったのか!と。自分で作ったけど、出来上がったものをみてすごく興奮しました。

松尾:早く映画館にチケットを買って観に行きたいですね!

■普段依頼されて、内容を指示されて作ったことはありますか?
松尾:映画やアニメなどやったことがあるんですが、三島監督は芸術家なんですよね。まるで芸術を作るようなやりとりだったので、他作品とは少し違いましたね。嬉しかったですね。

<LINEユーザーからの質問>
■一番気に入っている(歌詞の)フレーズは?
松尾:物語を書くように書いたので、、、全部です!(笑)

監督:自分の言葉をもっていますよね。表現や情景が見えますし、その中で叫びみたいなものが伝わってくるのが何より魅力だと思います。

新曲「闇に目を凝らせば」は、7月20日(水)発売のセカンド・アルバム『Next One』に収録され、7月8日(金)0時から先行配信がスタート。『Next One』のプレオーダーも実施中!
勢いを増し続けるGLIM SPANKY、間もなく発売されるセカンド・アルバム『Next One』乞うご期待ください。

■iTunes 『Next One』
SmartURL→ smarturl.it/it_glim_nextone
Po.st URL→ http://po.st/itglimnext
元URL  → https://itunes.apple.com/jp/album/id1125483077?app=itunes&at=10I3LI
*「闇に目を凝らせば」は7月8日(金)0時より先行配信スタート

■レコチョク 「闇に目を凝らせば」
Po.st URL→http://po.st/reco_glim_yami
元URL →http://recochoku.com/u0/yaminimewokoraseba/
*「闇に目を凝らせば」は7月8日(金)0時より先行配信スタート

GLIM SPANKY オフィシャルサイト:http://www.glimspanky.com/
GLIM SPANKY ユニバーサルミュージック サイト:http://www.universal-music.co.jp/glim-spanky

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=54749

執筆者

Yasuhiro Togawa