本年度アカデミー賞®にて作品賞、主演女優賞、脚色賞の主要3部門にノミネート、主演のシアーシャ・ローナンの新たな代表作となった『ブルックリン』が、先週金曜から全国20館で公開となりました。

初日は平日にも関わらず、満席となる劇場が出ており、土日は全国各地で満席が続出という大ヒットスタートを切りました!

客層は、30代女性を中心に20代からシニアまで年齢層は幅広く、女性の2人連れや、カップル、ご夫婦でご覧になる姿が多く見られました。
また、女性の来場がメインと予測される中、男性の姿も多く見られ男女比は 4:6 と、単なるラブストーリーではなく、アカデミー作品賞にノミネートされているドラマの深みが男性層をも惹きつけ、男女のカップルのみならず、幅広いさまざまな客層の来場となりました。

この夏随一のラブストーリーとして、注目度が高く女性層の幅広い支持を得ている本作、今後更なる動員が期待できます!!

3日間の数字は以下のとおりです。

『ブルックリン』興行成績(7/1(金)初日 & 7/2(土)、 3(日)週末2日間)
7/1Fri 4,041人/ 4,406,700円
7/2Sat 4,310 人/ 5,609,200円
7/3Sun 4,192人/ 5,491,600円
Total : 12,543人/ 15,507,500円(20館)

過激な設定や奇をてらったストーリーでもなく、<普通の女性の成長物語>という普遍的な内容を扱う本作が、映画ファンの信頼が高い米レビューサイト“Rotten Tomatoes”で、本年度のアカデミー賞作品賞ノミネート作品の中で最も高い数値となる批評家98%・観客89%という驚異の支持を集め、多くの映画賞を席巻。

主演のシアーシャ・ローナンは 13 歳にして助演女優賞にノミネートされた『つぐない』で高評価を得たが、この『ブルックリン』が彼女の新たな代表作で間違いない、と世界の批評家より大絶賛を受け、今回 2 度目となるオスカーノミネートを受けました。それに呼応するように日本の批評家からも高評価を受け、雑誌では特集や大枠で紹介。特に女性誌はティーン誌からシニア向けまで幅広く大枠での紹介を獲得し、公開前日の一般夕刊紙においては全国紙4紙(朝、読、毎、日経)にて、映画評を大枠で飾り、大きな露出が注目につながりました。また公開週の6/28(火)には、お笑い芸人の<ゆりやんレトリィバァ>さんと<ざわちん>さんが公開直前イベントに登場。ざわちんさんのメイクによりゆりやんさんがハリウッド女優に大変身という企画で、地上波民放の取材が入り NTV「ZIP!」や CX「めざましテレビ」等の朝の情報番組でOA、またYahoo!のTOPページに掲載されるなど、WEBニュースをにぎわせ大きなインパクトを与える露出となりました。

同規模公開で大ヒットした20世紀フォックス映画配給作品『わたしに会うまでの 1600 キロ』を大きく上回るスタートを切ったことから、最終興収1億円突破は確実で、この夏の爽やかな感動作としてどこまで動員を伸ばすかが注目される。

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執筆者

Yasuhiro Togawa