李朝最大の謎とも言われ、18世紀の朝鮮王朝において王権争いが激化した時代を舞台に、王が王位継承者である実の息子を米びつの中に入れて餓死させたという衝撃の史実を描く、『王の運命—歴史を変えた八日間—』が6月4日(土)よりシネマート新宿ほかにて全国順次公開されます。

実力派俳優ソン・ガンホと2015年最大のヒット作『ベテラン』で今、波に乗っている韓国人気No1俳優ユ・アインの最強タッグの共演が大きな話題呼んだ本作で、映画『会社員』以来3年振りのスクリーン復帰を果たしたのが、ソ・ジソブ。95年にモデルとして芸能活動を始めて、2004年のドラマ「パリでの出来事」「ごめん、愛してる」で熱狂的ファンを生んだ後、『映画は映画だ』で「青龍映画賞」など多くの賞に輝き、俳優としての実力の高さを立証。近年はドラマを中心に活躍しながら、11〜13年までフランチャイズのカフェを経営、韓国内で250店舗あまりあるチェーン店の中でも売り上げ5位圏内を維持。ソ・ジソプが直接開発したメニューが全店舗で人気を集めるなど経営事業に力を入れていたことが伝えられた。幅広い分野で活躍の幅を広げてきたソ・ジソブが本作でスクリーン復帰!しかもノーギャラで特別出演を果たしていた。

演じるのは、ユ・アイン演じる思悼世子の息子・正祖役で、出演シーンはそれほど多くないが重要なシーンを担っている。かつて、出世作『映画は映画だ』でも興行結果に見合った歩合制でギャラを受け取る条件で、出演を決めたことがあるソ・ジソブ。本作は世界に名の知れた韓国実力派のベテラン俳優ソン・ガンホという大俳優の映画。自分が最後を飾るのは負担だったからという理由でノーギャラ出演を取り付けたうえで、出演を決めたという。本作への出演に関して「出演シーンの多い少ないにかかわらず、役が重要だと思った。シナリオが良かったので出演を決めた。自分がはたして、うまく演じられるのかと悩んだが、現場に入ってみると、本当に楽しい撮影だった。チャンスがあれば、次の作品でイ・ジュニク監督とまた仕事をしたい」と語っている。

映画『王の運命—歴史を変えた八日間—』は6/4(土)、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー。

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執筆者

Yasuhiro Togawa