映画『この世界の片隅に』呉港・広島県産業奨励館(現・原爆ドーム)など世界観あふれる第二弾ビジュアル解禁!
こうの史代(原作)・片渕須直(監督)がタッグを組み、「この映画がみたい!」と日本全国の支持をクラウドファンディングで集め制作が決定したことでも話題のアニメーション映画『この世界の片隅に』が10月にテアトル新宿他にて公開致します。
本作は、第二次大戦中の広島・呉を舞台に、激化していく世の中で大切なものを失いながらも、前を向いて生きていく女性・すずの日々を描きます。遠い昔の物語ではなく、今を生きる人に観て頂きたいアニメーション作品です。原作は、第13回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した、こうの史代の同名漫画。心に染みるこの原作を、映画『マイマイ新子と千年の魔法』(第14回文化庁メディア芸術祭 優秀賞受賞)の片渕須直監督がアニメ映画化。NHK「花は咲く」アニメ版で感動を呼んだふたりが再びタッグを組んでいます。
この度、第二弾ビジュアルが完成。遠くに呉港が見える高台でスケッチを取るすずがおり、その下には戦中の活気ある広島市が描かれ、広島県産業奨励館(現・原爆ドーム)など、今は見ることができない街並みが再現されています。昭和20年を生きる人々の日々を、まるで実在したかのように活き活きと、徹底した考証で色鮮やかに描き出します。
クオリティの高い原作のアニメ化ということで、すでに期待も高まっており、「このマンガがすごい!」編集長の薗部真一氏からも期待のコメントが寄せられました。
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<『この世界の片隅に』アニメ化に寄せて>
僕らの暮らす日々との地続きを堅実に描きつつも、絵の「乱れ」までもが演出という衝撃的な技法をもって、人のつながりの理想形を提示するある種の寓話として成立させた。
この域に至ったマンガ表現をいかに描くのかは、マンガと同様に成熟しつつあるアニメーションという文化にとっても、挑戦であろう。楽しみでならない。 ——「このマンガがすごい!」(宝島社)編集長・薗部真一さん
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本ビジュアルが使われたちらしは、5/28(土)よりテアトル新宿、ユーロスペースほか劇場で設置を予定しています。また本編は10月の公開に向けて、現在制作真っ最中です。今後の展開もどうぞご期待下さい。
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執筆者
Yasuhiro Togawa