映画『フラワーショウ!』(7月2日(土)公開)の舞台となった、世界で最も権威のあるガーデニング大会、チェルシー・フラワーショーが今年も24日(火)より開催されます。映画の公開に伴い、同ショーの受賞暦のあるガーデン・デザイナー、日本ガーデニング界を代表する園芸家より、本作への絶賛の声が多数寄せられました。

ケイ山田、矢野 TEA、石原和幸、ベニシア・スタンリー・スミスを筆頭に日本の園芸界を担うレジェンドたちから植物へ情熱を注ぐ主人公の姿に共感の声が続々到着!

●矢野 TEA(ガーデンデザイナー)
メアリー・レイノ ルズさんが発表した雑草のガーデンは、国内のガーデンデザイナーに大きな感動を与えてくれるメッセージ性の強いものです。多くの方にロードショーを観ていただき、人と自然が共生する未来の環境を考えていただきたいと思います。

●ケイ山田(英国園芸研究家)
若き主人公の自然に対する想いや情熱が私のチェルシーフラワーショーに出場した時と重なり共感。女性が事を成しとげる様と、アイルランドの大自然に心癒され、大自然の美しさと庭造りの真髄が感動を呼びます。

●ベニシア・スタンリー・スミス
(ベニシアインターナショナル代表/NHK E テレ「猫のしっぽ カエルの手」出演中)
この映画にとても深く感動しました。 私の心は、たくさんの草花が咲き誇る、懐かしいアイルランドの原っぱに飛んで行きました。自然の美しさを愛し、大切に思っている人たちは植物、川、そして生き物など我々を取り巻く環境の大切さに気づくでしょう。「目覚めとはまさに草木が地面から顔を出すようなもの・・・」 ぜひご覧ください。おすすめです。Love Venetia

●石原和幸(庭園デザイナー)
主人公のメアリーのお庭に対するひたむきな姿を見て、チェルシーショーに初めて出展した頃の自分を思い出しました。そしてお庭づくりに必要なのは、デザイン、それを形にする植物たち、そして作庭への情熱だと思いました。この映画を見た方がチェルシーに挑戦して、活躍していくきっかけになれば嬉しいです。

●杉井志織(園芸家)
野に咲くように。美しさが引き出せる様に。と、植物と対話しながらのガーデニング。ぴたりとはまった時の嬉しさは格別。この映画は、心の引き出しを沢山持ってるよろこびを、気づかせてくれます。あー!だから植物はおもしろい!

●上野砂由紀(上野ファームガーデナー)
斬新なガーデンに感動!困難を乗り越えて、誰も挑戦したことのない庭づくりに奮闘する姿は、花好きだけではなく 仕事も恋も頑張るすべての女子に見てほしい!

●金子明人(園芸研究家)
華やかなガーデンコンテストもいいが、自然回帰の本来あるべき姿のガーデンというものを、改めて考えさせられる作品。メアリーさんの考え方に共感します。

●緑匠・又右衛門(プランツプロデューサー)
「世界最大のガーデンは地球。その主役は命である。」
全ての人が、デザイナーとなり、ガーデナーとなり、まもり、育て、共に生きることの必要性に気づくことができる作品。

●間室みどり(園芸家)
心の思いが実現した素敵なストーリー。自然の木々をはじめ、花を見てシンプルに美しいと感じることは人として大切な感性。花を扱う一人として原点を再確認させられました。

●平井かずみ(フラワースタイリスト)
いつか行ってみたい!と思い続けている「チェルシー・フラワーショー」でこんな実話があったなんて。主人公のメアリーがなんとも愛おしい。植物本来の力を信じて、周りの人やものを巻き込みながらひたむきに進んでいく姿は応援せずにはいられません。そして完成したアイルランドの樹齢100年のサンザシの木やワイルドフラワーの庭の美しさに、人と植物が調和して存在していることをあらためて感じました。

2016年チェルシー・フラワーショーの受賞結果が発表されました。
日本からの受賞者は、以下となります。

●石原和幸さま
 アーチザン・ガーデン部門にて5年連続のゴールドメダルを受賞!

●矢野TEAさま
 チェルシー・フラワーショーの花形である
 ショー・ガーデン部門にてシルバーメダルを受賞!

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執筆者

Yasuhiro Togawa