この度、ジョージ・クルーニーがジョシュ・ブローリンにビンタされまくる本編映像を解禁!

『ヘイル、シーザー!』 本編映像「Eddie Slaps Sense Into Baird」
公式YOUTUBE:https://youtu.be/tb3i2aydfig

1950年代、ハリウッドが“夢”を作り、世界に贈り届けていた時代。スタジオの命運を賭けた超大作映画「ヘイル、シーザー!」の撮影中に、主演俳優であり世界的大スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)誘拐事件が発生!撮影スタジオは大混乱に陥る中、事件解決への白羽の矢を立てられたのは貧乏くじばかりを引いている“スタジオの何でも屋”(ジョシュ・ブローリン)。お色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や、みんなの憧れのミュージカルスター(チャニング・テイタム)、演技がどヘタなアクション俳優(アルデン・エーレンライク)など、撮影中の個性溢れるスターたちを巻き込んで、世界が大注目する難事件に挑む!

今回解禁された特別映像は、ジョージ・クルーニーがジョシュ・ブローリンにビンタされまくるという滑稽なワンシーン。ハリウッドを代表するスター俳優である2人が、コーエン兄弟独特のユーモアあふれるキャラクターを生き生きと演じます。

本作の舞台は、ハリウッド黄金期の撮影所。ジョージ・クルーニー演じるスタジオのスター俳優ウィットロックは、おバカゆえ周りの言葉に影響されスタジオに対し否定的な意見を持つようになります。そして「俺たちは芸術を作っていると勘違いしている」と、撮影を拒否するまでに。それに対しスタジオの何でも屋であるエディ(ジョシュ・ブローリン)はぶち切れ、ウィットロックに対しビンタを連発!!「ムショ行きにしてやるぞ」と恫喝しながらも、スタジオで作る映画の価値を力説します。その迫力とビンタに怯え、弱気な表情でウィットロックはトボトボと撮影現場に帰っていくのでした。

ジョシュ・ブローリンのビンタの容赦なさと、ジョージ・クルーニーのマヌケな表情に思わず笑いが漏れてしまう2人のやり取りですが、このシーンの撮影が一番楽しかったとジョシュは語ります。「リハーサルの予定が入っていたある日、クルーニーはスケジュールに都合がつかずイギリスにいたんだ。ジョエル(監督)に、クルーニーからのメールを見せてもらったのだけど、『リハーサルに参加できなくてごめん。次に会った時には思い切り僕を平手打ちしてもいいから!』と書いてあったのだよ(笑)」と、容赦なくビンタできた理由を笑いながら明かし、続けて彼の人間性を高く評価。「ナイスガイだね。クルーニーとの付き合いはそれほど長くはないけど、とにかく彼との仕事は楽しかった。というのも、地に足がしっかり着いた気さくな男だからね。スタッフで自分を囲むような男ではないんだ」。

コーエン兄弟作品では毎度おなじみのマヌケなキャラクターを演じてきたジョージ・クルーニーですが、今回のウィットロックも彼の為に作られたおバカキャラでした。この配役に対し「コーエン兄弟は毎回『君にはこのまぬけを演じてもらう』と言って脚本を送ってくるんだ。僕はいつも喜んで引き受けるけれど、こんなに愚かなキャラクターだとは知らなかったよ(笑)。でも、毎回彼らが僕を笑い者にしてくれるのをとても楽しんでいるよ」とコメント。そしてジョシュ演じるエディのキャラクターについては「エディ・マニックスは、全てのキャラクターの父親的存在であると思う。エディにとっての問題というのは、金持ちでエゴイストな、まるで子供のようなスター達の面倒を見なければならないということ。彼の役割は右も左も分からないようなスター達にとっての父親的存在であることなのだろうね」と語り、ビンタシーンの背景にあるウィットロックとエディの関係性を分析しています。

超豪華オールスターが一同に会した本作。こんな豪華な絡みが見られるのは『ヘイル、シーザー!』だけ!是非、劇場でお楽しみください!

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執筆者

Yasuhiro Togawa