本作の舞台となるのは、デスノートを駆使して世の中に野放しになっていた凶悪犯を次々と死に追いやったキラこと夜神月(藤原竜也)と、命をかけてキラを食い止めたL(松山ケンイチ)との天才同士の対決から10年を経た世界。
デスノートによるものと思われる大量殺人事件が発生し、地上には6冊のデスノートが存在する事を日本のデスノート対策本部特別チームはある事件により掴みます。続出するデスノート保持者・・・。世界中が大混乱に陥る中、いち早くデスノート争奪戦に参戦するのが、菅田将暉さんが演じる紫苑優輝(しえん・ゆうき)です。
高度なハッキング能力を駆使し、デスノート対策本部特別チームの捜査官・三島創(東出昌大)やLの遺伝子を継ぐ正統な後継者で世界的私立探偵の竜崎(池松壮亮)をも翻弄する狂気の天才にして、サイバーテロリスト。紫苑は狂った男に一家全員を殺され、その犯人をキラが殺してくれたことから彼を“神”と崇めています。また凶悪犯罪者を粛正して新世界を目指したキラの思想にも共鳴し、そのハッキング能力を駆使して世界中のテロ組織やテロ支援国家にサイバー攻撃を繰り返し紫苑なりの理想の新世界を目指しています。デスノートの存在をどうやって知り、争奪戦に参戦するようになったのかは、まだ明らかにされていません。元々原作ファンである菅田さん。「メロとニアのトリッキーなキャラクターに現代っ子感を少し足したイメージです」と自身が演じるキャラクターについてコメントし、その役柄に期待が寄せられています。

1つ目は、街中で腕を組み、何かを鋭く見つめる姿が捉えられています。第一弾キャスト解禁の際に注目を浴びたのは “服の色”。キラとLでは、キラが黒、Lが白という印象。今回、警察側の三島と世界的私立探偵の竜崎が黒、そして紫苑は白。果たしてそこに、なにか意味があるのでしょうか…?
2つ目の場面写真は、部屋で楽しげに“幾何学折り紙”を折りながら、パソコンを眺める紫苑の姿。机には、さまざまな形の完成した幾何学折り紙が。幾何学折り紙とは、完成形を想像し、展開図の設計を行い、一枚の紙のみで作る折り紙。一見、簡単そうに見えますが、想像力と果てしなく緻密な計算が必要です。まさに天才のたしなみ…!
デスノートを追う者、デスノートを封じようとする者、そして、デスノートを制する者。2016年最高のキャストで描く、誰も知らない『デスノート』10年後。「本作は月とLの次世代の物語でもあるので、才能あふれる若い役者たちがモチベーションを高く持って挑めるキャラクターを作ったつもりです。天才vs天才vs天才という、前作よりパワーアップさせた三つ巴の頭脳戦を楽しんでいただきたい」と自信をのぞかせた佐藤貴博プロデューサー。今後の続報にも期待が高まります!映画『デスノート 2016』は10月29日(土)より丸の内ピカデリー・新宿ピカデリー他全国拡大ロードショーとなります。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=52342

執筆者

Yasuhiro Togawa