本作は1961年、ナチスドイツが犯した大罪ホロコーストの蛮行を暴いた、元ナチス親衛隊将校アドルフ・アイヒマンを裁く≪世紀の裁判≫を撮影し、その映像をTVで放送することで全世界に“ホロコーストの真実”を伝えるため、史上初となる一大プロジェクトの計画と実現に奔走する、名もなきテレビマンたちの驚くべき感動の実話となっています。
主演は人気ドラマシリーズ「SHERLOCK/シャーロック」『ホビット』シリーズでブレイクしたマーティン・フリーマン。監督は『アンコール!!』のポール・アンドリュー・ウィリアムズ。

今回解禁となった予告編では、終戦後逃亡の末に捕えられたナチス戦犯アドルフ・アイヒマンの裁判が厳戒態勢のなか開廷されようとしている1961年、イスラエル。この歴史的裁判をフィルムに収め、テレビを通じて世界中にホロコーストの実態を伝えるために立ち上がるプロデューサー、ミルトン・フルックマン(マーティン・フリーマン)と監督レオ・フルヴィッツ(アンソニー・ラパリア)が、数々の困難に行く手を阻まれ、時にはナチの残党に命を狙われながらも裁判放送を成功させようと奮闘する姿が映し出されています。彼らが掴みとった実際の映像の数々も実話ならではの力強い説得力を持たせ、命を懸けて伝えようとした男たち信念が伝わってくる予告編となりました。

またこのほど、主演のTVプロデューサー、ミルトン・フルックマン演じたマーティン・フリーマンのコメントも到着!! 収容所の解放から70周年の今、この作品が作られた意味について語ってくれました。

<マーティン・フリーマン コメント>
「世の中はいつだって偏見がある。身の毛のよだつような事件が次から次へと起こるものだ。もし我々がそういう過去を忘れてしまえば、また、我々は同じ事を繰り返すかもしれない。忘れずにいること、記憶しておくことはとても重要だ。それが我々に物事が間違った方向に向かうときはどうなるのか、生き残ったもの、そして犠牲者の尊厳についてなど(この作品は)多くのことを教えてくれるんだ。」

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執筆者

Yasuhiro Togawa