前作『風切羽』で、暴力に晒された少女と少年の葛藤を瑞々しい映像で表現し、2013年の全州国際映画祭インターナショナル・コンペティションBest Picture Prizeを受賞した小澤雅人監督。待望の最新作は、性暴力被害の問題を真っ向から見つめ、人間の尊厳と微かだが確実に差し込む希望を描くことに挑んだ。主演の新鋭・佐藤乃莉、石橋宇輪が全身全霊をかけて演じているのはもちろん、遠山景織子、黒沢あすか、美保純らテーマに賛同した俳優陣が参加。プロデューサーに木滝和幸(『ローリング』)、撮影に谷川創平(『愛のむきだし』)など、日本映画の最前線で活躍しているスタッフが作品を支えている。また主題歌を人気急上昇の女性5人組ロックバンド「Drop’s」が担当し、早くも話題となっている。

2016年6月11日(土)より 新宿K’s cinema他にて公開!

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執筆者

Yasuhiro Togawa