この度、11人の子どもたちの福島でのたった一日の食と命の体験を捉えたドキュメンタリー映画『大地を受け継ぐ』が2月20日よりポレポレ東中野ほかロードショーとなります(2月6日よりフォーラム福島にて先行公開)。

つきましては、予告編映像が解禁となります

来年3月で東日本大震災から早5年。原発の再稼働の可否に関して、国が揺れています。
わたしたちは原発の被害を受けたこの農家の孤独な“声”に耳を傾けられているのか、 問われる内容になっています。

予告編::https://www.youtube.com/watch?v=hHXJaR4104c

■STORY■

わたしたちが変われば、世界は変わる——。

2015年5月、東京。11人のごく一般的な学生が集まり、一軒の福島の農家を訪ねます。一見、平和な農家に見えますが、大黒柱である父は、東日本大震災後、自ら命を絶ちました。セシウムの影響から農作物の出荷停止の通知書が届いた翌日でした。父の想い出、食とは命とは何か、汚染された土地で育てた作物を流通させる生産者としての罪の意識、身内からの批難…。父を亡くしてからの母と息子の4年間の決意と軌跡に、学生たちが耳を傾けます。農家の孤独な“声”を聴き、学生たちはいったい何を想い、何を受け継ぐのでしょうか——。

監督は『アジアの純真』(脚本)で北朝鮮による拉致問題、『戦争と一人の女』(監督)で加害者からの戦争を、『あいときぼうのまち』(脚本)で原発と人の営みと、社会問題に鋭く切り込んできた井上淳一。自身初のドキュメンタリー映画です。

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執筆者

Yasuhiro Togawa