国内外から圧倒的注目を浴びる新鋭 真利子哲也監督の、満を持しての商業映画デビュー作にして衝撃作『ディストラクション・ベイビーズ』。世界が注目する新鋭監督のもとに柳楽優弥(25)、菅田将暉(22)、小松菜奈(19)、村上虹郎(18)と若き才能が集結した。そしてこのたび、追加キャストとして、池松壮亮(25)、でんでん(65)らの参加が決定!

『愛の渦』(14)『紙の月』(14)『MOZU』(15)など話題作に出演し続ける実力派俳優、池松壮亮。本作では小松菜奈演じる那奈(なな)が働く店の店長・三浦に扮する。三浦は柳楽演じる主人公 芦原泰良との偶然の出会いによって、事件へと巻き込まれていくのだが、村上虹郎演じる将太、小松菜奈演じる那奈とが邂逅する、物語が一気に暴発し加速する寸前の不穏な空気に満ちた重要な場面にも登場。このシーンを含め出演シーンこそ僅かながら、兼ねてから出演を熱望していた真利子監督作品、そして同世代の刺激的な才能との競演という舞台で、池松は端正な風貌の下に危険な香りを漂わせる鋭利な演技を披露。青白い炎が揺らめく様なそのクールな佇まいは、柳楽/菅田の“真紅の狂気”とも言うべき演技と鮮烈なコントラストを成し、作品に一層の緊迫感をもたらしている。

また、『冷たい熱帯魚』(10)『清州会議』(14)『の・ようなもの のようなもの』(15)など、あらゆるジャンルの作品でONE&ONLYの存在感を示し作品に“エッジ”と重厚感をもたらすでんでんが脇を固める。真利子監督とは東京藝術大学大学院修了作品『イエローキッド』(10)以来の再タッグとなり、「まだ観れておりません。早く見たいのです!」とコメントをよせている。そのでんでん扮する近藤は、泰良と村上虹郎演じる弟の将太を造船所に住まわせ、面倒をみている。人生の表裏全てを知り尽くした様な凄味漂う重厚な演技と存在感で、本作の圧倒的な<強度/密度>をより揺るぎないものにする。その他、北村匠海(18)、三浦誠己(40)らが脇を固める。

また、合わせて場面写真も解禁となりました。“恐るべき子供”芦原泰良を演じる柳楽優弥が路地裏を徘徊する一場面。その異形のオーラを放つ野獣の如き視線の先には何があるのか。彼らは生きたいのか死にたいのか。観る者に得も言われぬ新たな感情を呼び覚ます青春映画の誕生です!

本作はオール松山ロケを敢行。既に撮影を終え、完成は今冬を予定しております。

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執筆者

Yasuhiro Togawa