小学生の頃から映画を撮り続け、日本最年少監督(当時13歳)として『やぎの冒険』(2010年)を世に送り出し、TV番組を通してビートたけしや塚本晋也監督からも絶賛され話題を呼んだ沖縄出身の仲村颯悟監督の5年ぶりの最新作『人魚に会える日。』(2016/2/21(日)より沖縄・桜坂劇場他にて全国順次公開)のメインビジュアルが完成し、東京での公開も新たに決定しました。(2016/3/3(木)より渋谷ユーロライブにて)

18年間見てきた沖縄、そして大学生として関東に住んで約半年の間に肌で感じたあることがきっかけで本作監督に至る。それは“誰もが語りたがらないことー普天間基地移設に伴う辺野古沖埋め立て問題” に、賛成、反対では片付けられない県民の思いを感じながら、仲村監督が「今だからこそ、伝えなければならない」と、監督の思いに賛同した沖縄出身の大学生たちと立ち上がり、昨年2014年の夏に撮影を開始した。

監督の思いに賛同をし、本作の主題歌の楽曲提供をした、沖縄県出身アーティスト MONGOL800  キヨサクからコメントが新たに届きました。

美しい海から
美しい空から
目を逸らしたい瞬間がある
県民を二分する
悲しいニュースから
耳を塞ぎたい瞬間がある
目を逸らせば良い
耳を塞げば良い
ただそれだけの事が
悔しいかな難しい
沖縄を目の前に
ただそれだけの事が難しい
愛するがゆえに闘う事を止めなかった
人間の悪足搔きだと笑えば良い
ただそれだけの事
流れた汗も涙も時間も
確実に愛おしく美しい
ただそれだけの事
目を逸らさず
耳を塞ぐ事をしなかった
沖縄の未来が輝き出した
ただそれだけの事
いずれ
その未来に沖縄は
嫉妬するのでしょう

MONGOL800  キヨサク

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執筆者

Yasuhiro Togawa