河崎実監督だから撮れた、逆転の特撮ヒーロー映画!
「特撮ヒーローは悪魔だった!?」
物語の主人公は、50年間続いている国民的特撮TV番組「アウターマン」。実はその「アウターマン」こそ、実は【悪の宇宙人】であり、50 年掛けて日本の国民を洗脳し、今まさに地球侵略が始まろうとしていた。
そして、50 年間「アウターマン」に倒され続けてきた敵役の「シルビー星人」こそ、力は弱いが、本当の正義の宇宙人だったのだ。そんな中、かつて特撮 TV 番組の「アウターマン」を演じたイケメン俳優たちが、ひょんなことから【悪の宇宙人】である「アウターマン」を倒すために戦う羽目になる・・・。「アウターマン」の真の目的を知らない国民からの非難を受けながら、彼らは「シルビー星人」と共に「アウターマン」を倒せるのか?? 「いかレスラー」「日本以外全部沈没」「地球防衛未亡人」など、これまで数々の特撮モノ、ギャグパロディ映画を生み出した河崎実監督が、逆転の発想とユニークなアイデア、そして、特撮愛とオマージュで作り上げた集大成映画が遂に完成。笑って泣ける新しい特撮映画が誕生しました!

主演は塩谷瞬!そして、古原靖久、戸塚純貴ら若手俳優が共演!
さらに、カリスマミュージシャン Gero が俳優初挑戦!
劇中で、かつて特撮 TV 番組のアウターマン役を演じ、実際の地球を侵略しようとする悪の宇宙人「アウターマン」と闘うことになる若者たちを演じるのは塩谷瞬。本作で主演を務めます。コミカルな演技に挑戦した新たな塩谷瞬の活躍にご注目下さい。その他、古原靖久、戸塚純貴ら若手俳優が共演し、さらにカリスマミュージシャンとして活躍する Gero が本作で俳優初挑戦し、さらに主題歌も担当しました。河崎実監督の新たな特撮ヒーロー映画に、こうした若手俳優陣が賛同し、未だかつて誰も見たことのないヒーロー像がここに誕生しました!

河崎実監督のコメント
「ウルトラマン」「仮面ライダー」「戦隊」シリーズに匹敵するような特撮ヒーローものを作りたい。それは、多くの製作者たちが挑戦してきたことです。
ウルトラマンには「ミラーマン」「アイアンキング」、仮面ライダーには「キカイダー」「宇宙刑事」など数多くの類似番組が製作されました。
そしてその主人公のヒーロー俳優も数多く生まれました。しかし彼らには共通の運命がありました。
それは、変身ヒーローの印象が強すぎて、俳優としての活躍に制限が生まれてしまう、ということです。
彼らの悩みは深く、悪役を演じたら演じたでリアリティがないと言われてしまったりするわけです。そして、ヒーロー番組の数だけ、ヒーロー俳優も存在するのです。彼らはごく一部の成功した者を除き、引退して店をやったり、サイン会で糊口をしのいだりと、俳優としては不本意な思いをした人が多くいるというのは事実でしょう。
しかし、彼ら単なる俳優が、本当に怪獣たちと戦わなければならないような状況に追い込まれたらどうなるのか?
米国の「ギャラクシークェスト」の日本版のような面白さのドラマができるだろう。これが本作の製作の動機です。
現在の日本のTV特撮作品は当然マーチャンダイズありきの番組製作であり、危ういネタもカットの現実の中で、映画ならではの皮肉を言いながらヒーロードラマの本質を描けたら、と思いました。
タイトルの「アウターマン」。これは、外部の・外側の、未知の領域の男、という意味です。かつて60年代の海外テレビ映画で「アウターリミッツ」という番組がありました。「ウルトラ Q」に影響を与えた作品として有名であり、「未知の時間」としておおいにヒットしました。この「アウター」をいただき、新しいヒーロー名としました。
外側の世界の、未知の男。
これは、「アウターリミッツ」が続いてヒーロー番組になったら、というパラレルワールドであり、私の思うもうひとつの「ウルトラマン」なのです。

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執筆者

Yasuhiro Togawa