フランスで半年以上のロングランヒットを記録し、100万人を動員した映画『愛しき人生のつくりかた』が2016年1月よりBunkamuraル・シネマほかにて全国順次ロードショーとなります。
この度予告編が完成し、劇場上映に先駆けて解禁となります。

予告編::https://www.youtube.com/watch?v=mBQKzm6h878

最愛の夫に先立たれたマドレーヌは3人の息子を育て、ささやかだけど充実した日々を送ってきたが、ひとりになってふと自分の人生を振り返り始める。そして中年の危機を迎えた息子ミシェル、小説家志望の夢見がちな孫ロマンは、平凡な毎日を生きていた。そんなある日、マドレーヌが突然パリから姿を消した——。

人生を振り返るため家族の前から突然おばあちゃんが消えたことを機に、それぞれの人生が輝きだすまでをユーモラスに、そして感動的に描いた本作。予告編は優しい音楽に乗せて、人生の転機を迎えた祖母と孫、そして息子に降りかかる突然の出来事を切り取り、出会いと別れを通して新たな一歩を踏み出す3人の物語を凝縮。そして、対照的な美しさを放つパリとノルマンディーの景色が印象的な予告編となっている。

原作はフランスで35万部のヒットとなった人気作家ダヴィッド・フェンキノスの同名小説。おちゃめで心優しきマドレーヌ役には国民的歌手アニー・コルディ、頼りない息子を『仕立て屋の恋』(89)の名優ミシェル・ブラン。監督は俳優としても活躍するジャン=ポール・ルーヴ。パリの3世代の家族の人生を、いくつかの愛おしいエピソードで紡いだ本作は、シャルル・トレネの名曲「残されし恋には」にのせて、巨匠トリュフォー監督にささげたオマージュにもなっている。それぞれが抱える将来への不安と家族の問題を、時にリアルに時にコミカルに描き、思わずクスッと笑いながらも、観た後に家族の声が聞きたくなる感動作。

映画『愛しき人生のつくりかた』は2016年1月よりBunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー。

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執筆者

Yasuhiro Togawa