あの『プラダを着た悪魔』で恋に仕事に奮闘し、ファッション業界でキャリアアップしていく姿を等身大で演じ世界中の女性から憧れの的となったアン・ハサウェイ。あれから9年、今度はアンがニューヨークのファッションサイトの社長を演じる最新作『マイ・インターン』が、公開3週目にしても洋画ナンバー1を独走している。そして、邦画と洋画を合わせた興行ランキングでも、『ギャラクシー街道』『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』『トランスポーター イグニション』など話題の新作が公開される中3位をキープしており、2位の『図書館戦争 THE LAST MISSION』との差も肉薄でこの勢いはまだまだ続きそうだ。

週末に限らず、平日の興行も好調。『マイ・インターン』の人気が社会現象となってきたことが裏付けられる結果となった。新宿ピカデリー山中大輔支配人は本作のヒットの要因をこう分析する。「公開から3週目でも土日は満席になり、平日の稼働もとても良いのは、やはり作品の内容が良く、口コミで広がっているからだと思います。『マイ・インターン』は劇場スタッフの間でも“観終わったあとに清々しい気持ちなれる映画”として、とても評判が良いです。このような作品が大ヒットする事は、劇場としても大変嬉しいことです。客層は20〜40代の女性が中心ですが、幅広い年齢層の方がお越しなっております。男女でお越しなる方も多くデートムービーになってきている印象もあります」と大絶賛。作品の内容も素晴らしく、いろんな世代が楽しめる本作は、まだまだ今後の興行にも期待できる作品だ。

仕事と家庭に奮闘するファッションサイトの社長ジュールズの元に、会社の福祉事業として70歳のシニアインターンのベンがやってくる。ジュールズは初めベンを邪魔者扱いするも、ベンの誠実な人柄や真面目な仕事ぶりを見て彼を頼りにするようになる。そんな中ジュールズに人生最大の試練が訪れるが、ベンの人生経験から来る助言にジュールズの心は変わっていく感動のデトックス・ムービーだ。65歳になるハリウッドでも稀有な女流監督ナンシー・マイヤーズが、働く女性の声をジュールズに代弁させ、女性やシニア層などまさに老若男女問わず心に響く感動のストーリーとなっており、幅広い客層から共感を呼んでいる。

24日(土)、25日(日)の成績は観客動員数86,624人、興行収入123,938,700円。
公開日からの合計は観客動員数695,336人。興行収入924,960,000円。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=53782

執筆者

Yasuhiro Togawa