昨年の東京国際映画祭にて話題となった、『マイ・ファニー・レディ』が12月19日(土)より全国公開する運びとなりました。傑作『ペーパー・ムーン』など多くの作品を生み出してきたピーター・ボグダノヴィッチ監督の13年ぶりの最新作はエルンスト・ルビッチ監督作品や、オードリー・ヘップバーン、フレッド・アステア、マリリン・モンローなど往年の映画スターたちへのオマージュが散りばめられ上質のコメディ。

ハリウッドの黄金期を生き、映画評論家としても活躍する監督の「映画と人生への愛」にあふれた極上の作品に仕上がりました。また監督を敬愛しプロディーサーに名乗り出たのは映画監督『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソンと『フランシス・ハ』のノア・バームバック。監督が「息子たち(サンズ)」と呼ぶほど公私ともに交流のあるふたりが全面協力しています。演出家・アーノルドを演じるのは『ミッドナイト・イン・パリ』のオーウェン・ウィルソン。ミュウミュウのモデルを務めるなど人気急上昇中のイモージェン・プーツが夢見がちなヒロインをチャーミングに好演。エキセントリックなセラピストをドラマ「フレンズ」のジェニファー・アニストンが演じコメディエンヌとしての才能を爆発させています。そのほかにキャスリン・ハーン、ウィル・フォーテ、リス・エヴァンスなど監督の脚本に惚れ込んだ豪華な俳優たちが脇を固めています。”大人”になりきれない情けなくも愛おしい男と女が巻き起こす、最高に楽しい”大人”ためのロマンチック・コメディが誕生しました。

そしてこの度、イラスト版ポスタービジュアルと予告編が完成致しました。イラストを書き下ろしたのは、吉井和哉氏やAKB48などのCDジャケット、ワコールなどの広告、ミュージックマガジンの表紙などを手がけてきた人気イラストレーターのサイトウユウスケ氏。サイトウ氏は「俳優たちの個性的で豊かな表情にみごとに引き込まれました。イモージェン・プーツの笑顔に惚れた!」」と本作を絶賛し、オーウェン・ウィルソン、イモージェン・プーツ、ジェニファー・アニンストン、キャスリン・ハーン演じる4人の主要登場人物たちを、生き生きと個性的に描きました。

一方、予告編は、ニューヨークのバーでハリウッドスターのイジ—(イモージェン・プーツ)が取材を受けているところから始まります。彼女は、舞台演出家のアーノルド・アルバートソン(オーウェン・ウィルソン)との出会いによって、人生が一変した日を語りだす…。そして、ひょんなことから複雑に絡み合っていく男と女。そんな、大人のドタバタぶりがうかがえる、楽しい予告編に仕上がっています。

予告編::https://www.youtube.com/watch?v=HL-aUU2Zxdw

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執筆者

Yasuhiro Togawa