第20回釜山国際映画祭は「今年のアジア映画人賞」(The Asian Filmmaker of the year)に受信者としてスタジオジブリを選択したことを発表した。

スタジオジブリは、その30周年を迎え、アニメ映画の歴史の中で重要な成果のために知られているアニメーションスタジオであり、映画監督・高畑勲と宮崎駿によって1985年に設立。宮崎駿は、2003年アカデミー賞で最優秀長編アニメ映画のために2002年ベルリン国際映画祭と2002年のアカデミー賞で金熊を受賞した。
また、高畑勲監督は代表作「火垂るの墓」(88)を皮切りに「おもひでぽろぽろ」(91)、「平成狸合戦ぽんぽこ」(94)、アカデミー賞にノミネートされた「かぐや姫の物語」(13)など多数の秀作を生み出し、日本アニメーションの全盛期を築いた。

釜山国際映画祭はスタジオジブリの「今年のアジア映画人賞」受賞を記念し、宮崎駿監督の代表作「となりのトトロ」(88)をオープンシネマセクションで、高畑勲監督の代表作「おもひでぽろぽろ」(91)をワイドアングルアニメーションショーケースセクションで上映する。
また授賞式のイベントには代表理事兼プロデューサーの鈴木敏夫氏が出席する予定。

公式リリース
http://bit.ly/1MzxS14

執筆者

Yasuhiro Togawa