シルベスター・スタローンが生んだ伝説のシリーズ『ロッキー』が、誕生40年の歳月を経て、新たなファイトのページを刻む。ウィンターシーズンの大注目作として11月25日に全米公開となる『クリード(原題)』の日本公開タイトルが『クリード チャンプを継ぐ男』に決定、日本では12月23日(水・祝)に、お正月映画として公開される。

『クリード チャンプを継ぐ男』は、全世界大ヒットの『ロッキー』シリーズの新たな一章を描き、その伝説的なキャラクターのロッキー役でシルベスター・スタローンが主演する。新たなる伝説の鍵となるのは、ロッキーの永遠のライバルで盟友でもあった、アポロ・クリードの息子アドニス・ジョンソン。ロッキーは彼のトレーナーをつとめる。
アドニスを演じるのは、『フルートベール駅で』(2013/日本公開は14)の鮮烈な演技が高く評価されたマイケル・B・ジョーダン。監督は、シルベスター・スタローン脚本の『ロッキー』シリーズのキャラクターに基づいて脚本を書いた、『フルートベール駅で』でのライアン・クーグラー。

今回、新たなファイター、アドニスの勇姿をとらえた予告編が解禁となった。

「今まで辛かったこと、悲しかったこと、全部ぶつけろ。お前のリングで」

レストランに飾られているアポロとロッキーの死闘をとらえた一枚の写真を見ながら、「アポロとの初戦だろ」と話すアドニス。彼はロッキーに「2人だけで3度目の戦いをしたってのは本当?」と問いかける。ロッキーが「なぜ知ってる」と尋ねると「アポロの息子だから。俺を鍛えてくれ」と答え、ロッキーにトレーナーになってくれと頼むシーンから予告編は始まる。
アドニスはロッキーのライバルであり、後には戦いのパートナーとし
てセコンドをつとめたアポロ・グリードの息子なのだ。ボクシングからは完全に手を引いたと断りつつも、ロッキーは、かつての宿敵であり、のちに親友となったアポロと同じ強さと決意をアドニスの中に見いだし、その申し出を引き受けることとなる。
アドニスは「父は生まれる前に死んだが、今も俺の血の中で戦って叫んでる」と熱い思いを語るが「世界ヘビー級の王者だったお前の父親は、リングで死んだ!」と周りから反対される。「父の名を汚したくない」と話すアドニスにシンガーソングライターのビアンカ(テッサ・トンプソン)が「堂々と戦いなさい。アポロ・クリードの息子だからこそ」と背中を押す。
ロッキーとアドニスは過酷なトレーニングを行い、やがてタイトル戦に挑むことに。「親の七光り野郎め!名前だけだろ」と記者会見で対戦相手から罵られるアドニス。「ここから先は厳しいぞ」と語りかけ、アドニスを鍛えるロッキーだったが、実はリングで対決したどんな相手よりも恐ろしい敵と戦っていた。
病に伏したロッキーは「俺には何もない」と話す。その言葉に「あんたが独りだって?俺がいる。この俺がいるじゃないか!」と激怒するアドニス。アドニスは「2人で戦おう」とロッキーに語りかけ、2人は拳を突き合わす。
2人のチャンプを継ぐ男アドニスの魂のゴングが鳴る日は近い。新たなファイトに期待せずにはいられない!『クリード チャンプを継ぐ男』は、12月23日(水・祝)より日本公開される。

予告編::https://www.youtube.com/watch?v=bNVnX96TmJ8

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執筆者

Yasuhiro Togawa