映画『木屋町DARUMA』キャスティングプロデューサーを務めた俳優・木下ほうか氏に聞く

お笑い界より木村祐一さんを筆頭に、キングコングの梶原雄太さん、ケツカッチンの高山トモヒロさんも出演。
10 月 3 日（土）より全国順次ロードショーの映画『木屋町 DARUMA』のキャスティングプロデューサーを務めたのは、俳優の木下ほうかさん。「世間のイメージとは違うキャスティングを試みた」と語る彼に、彼ならではの本作のキャスティングについてお伺いしました。

＜Ｑ＞
あまりに過激な内容がタブー視され、大手出版社が軒並み刊行を拒んだ丸野裕行の発禁小説を完全映画化。
裏社会でもがく男たちの生き様を、熱く深く描きあげた超問題作『木屋町 DARUMA』。主演は映画、ドラマ、舞台、そしてＣＭと多方面で活躍中の遠藤憲一さん。他にも寺島進さん、武田梨奈さんなど豪華なキャスティングです。
木下さんは、キャスティングプロデューサーとしてどのタイミングでこの映画に参加されたのでしょうか?
＜Ａ＞
遠藤憲一さんと寺島進さんに関しては、先にキャスティングされていまして、僕はその後に参加することになったんです。最初は出演だけのオファーでしたが、今回とても難しいキャスティングであり、また近年、僕自身が映画製作をしていることもあって頼まれました。難しいことかもしれないけれど、他人がやらないことに挑戦してみたいって思ったんですね。

＜Ｑ＞
木村祐一さんはどのようにキャスティングされたのでしょうか?
＜Ａ＞
高田馬場のロイヤルホストでキャスティング会議を監督としていた時に木村さんのお名前が挙がり、オファーをしましたところ、すぐに承諾を頂きました。

＜Ｑ＞
その他、意外な方々がキャスティングされていますね。
木村さん以外にもお笑い界から、キングコングの梶原雄太さん、ケツカッチンの高山トモヒロさんも出演されています。
どのような流れからキャスティングされたのでしょうか?
＜Ａ＞
キャスティングの時期に、ちょうど吉本興業創業 100 周年記念公演「吉本百年物語〜アンチ吉本・お笑いレボリューション」で共演しまして、サトシ役の趙?和さんも含めて、その折に出演してみないかと誘いました。
登場シーンは少ないのですが、彼らがどのシーンで登場するのかぜひチェックしてみてください。

＜Ｑ＞
木下さんがキャスティングに拘られたことはどのようなことなのでしょうか?
＜Ａ＞
京都の木屋町が舞台のため、「なるべく関西出身者であること」、また「優れた俳優で、かつ撮影が過酷になることが予想されたので耐久力がある人」に拘り、キャスティングを進めました。
遠藤憲一さん演じる四肢のない男・勝浦の世話をする坂本役に抜擢された三浦誠己さんも関西出身者です。
友里役の武田梨奈さんは、関西人ではありませんでしたが、撮影中に僕自身が関西弁を教え、練習してもらいながら臨んでもらいました。彼女は登場するごとに身を落として壊れていく女の子の役で、追い込まれながらの撮影だったようですが、彼女の耐久力は素晴らしく、最後まで頑張り通してくれました。彼女をキャスティングして良かったと思いました。

＜Ｑ＞
この映画をどのような方に観てもらいたいですか?
＜Ａ＞
この映画を観たいと思ってくださる方ならば、どなたでも観て頂きたいです!!

10 月 3 日（土）渋谷シネパレスほか 全国順次ロードショー