ジャン=マルク・ヴァレ監督最新作『わたしに会うまでの1600キロ』 (原題:Wild)が、先週金曜から全国11館で公開となりました。
初日から平日にも関らず満席となる劇場が出ており、土日は天候に恵まれない中でも全国各地で満席が続き、計29回が「完売」となりました。
角川シネマ新宿は3日間すべての回が満席となり、メイン館のTOHOシネマズシャンテでは土日は最終回以外のすべての回が満席、初回に入らなかった方が2回目の「完売」を目にして驚く光景も見られました。
月曜日も異例の朝から満席が出ており、劇場への問い合わせも多いということで、勢いはさらに加速すると思われます!

客層は、30代女性を中心に20代からシニアまで年齢層は幅広く、女性の2人連れや、ご夫婦でご覧になられる方の姿が多く見られました。
また、女性の来場がメインと予測される中、男性の姿も多く見られ男女比は4:6、監督ファンもしくはアウトドア派のトレイルに興味を持つと見られる20代男性の姿も見られました。

先に公開した各国同様、爆発的なクチコミでの広がりも目立ち、9/1(火)の映画の日、翌日は水曜レディースデーと、今後更なる動員が期待できます!!

8/28 Fri 2,054 人/ 2,680,000円
8/29 Sat 2,985 人/ 4,079,300円
8/30 Sun 2,947 人/ 4,062,500円
Total : 7,986 人/ 10,821,800円(11館)

原作は全米で大ブームを沸き起こしたベストセラー。主演のオスカー俳優であるリース・ウィザースプーンが自ら映画化を決め、その体当たり演技が大きな話題となった本作は、日本の批評家からも高評価を受け、雑誌では特集や大枠で紹介され、公開前日の一般夕刊紙全紙にて映画評が掲載され大きな露出が注目につながりました。また公開週の8/23(日)には、サッカー選手の澤穂希さんが試写イベントに登場。おめでたいニュースと相まって、地上波民放全局の取材が入り、WEBニュースも400を超えるサイトで紹介されるなど、大きなインパクトを与える露出となりました。
同規模公開で大ヒットした 20 世紀フォックス映画配給作品『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』を上回るスタートを切ったことから、今後の興行に期待が持てます。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=53362

執筆者

Yasuhiro Togawa