80年代を一世風靡した「スペースインベーダー」や「パックマン」、「ギャラガ」など、日本生まれのゲームたち。そのゲームの魅力に惹かれ世界中の子供たちはこぞってゲームセンターに入りびたり、アーケードゲームは一つの交流の場となった。そんな時代にNASAは宇宙人との交流を願い、地球の“紹介映像”を宇宙に向けて発信。その中には当時流行していたゲームの映像が入っていた。だが、受け取った宇宙人は挑戦状と勘違い!ゲームキャラクターたちに扮して地球を侵略しにやってきてしまった!映画『ピクセル』は7月24日の全米公開を皮切りに全世界74カ国で公開され、世界興収は1億ドル突破!日本語吹替版には柳沢慎吾、渡辺直美の起用が発表され、日本語吹替版主題歌には「前髪切りすぎた」で鮮烈デビューを飾った三戸なつめが大抜擢!また、新宿クリエイターズフェスタ2015では3mサイズの「パックマン」らを登場させて新宿ジャック敢行!全世界で大旋風を巻き起こしている『ピクセル』が、いよいよ9月12日(土)、日本侵略を開始する!

クリス・コロンバス監督の「アクション!」の掛け声から始まるのは、ピーター・ディンクレイジが演じる“エディ・プラント”が米軍兵にゲームを教えるシーンの撮影風景。ちょっと浮気味で「いけ、ブラスター。そうだ、ブラスター」と連呼するこの男、“ファイヤー・ブラスター(火炎放射男)”の別名を持つ。負けられないエイリアンとの決戦に控え、サム・ブレナー(アダム・サンドラー)たちは詐欺罪で服役中の彼をアーケーターズの仲間に迎え入れることになるのだ。

ヴァン・パッテン中佐(ミシェル・モナハン)が「ファイヤー・ブラスター?」と尋ねると「俺だよ、シュガー・ヒップちゃん」と応じ、彼女は「?」という表情を思わず浮かべる。これらの演技に関して、ウィル・クーパー大統領を演じたケヴィン・ジェームズが「恐れ入ったよ、最高だった」と続ける。

「エディはアダムが演じるブレナーの子供時代の宿敵だ」とピーターは語る。ブレナーの「元気か?エディ」と」いう言葉に「2等賞くん」と嫌味な返しをするシーンからも分かるとおり、2人は犬猿の仲。彼はサムを破ってゲームの世界総合チャンピオンに輝いた人物であり、それに加えて下品で自信家、口が悪く、何癖もある性格。サムにとっては絶対的に戦いを共にしたくない宿敵なのだ。

「彼だけ、80年代で時間が止まっているので、衣装選びは簡単だったわ」と話すのは、衣装デザイナーのクリスティン・ワダ。エディはマレット・ヘアに袖を破りとった服という非常に特徴的な外見をしている。このエディのスタイルについて、ピーターは「内面的にも、外見的にも、彼の時間はあるところで止まってしまっているんだ。自分の服装がもう時代遅れだということに気づいていないんだよね。でも、本人はそれで幸せなんだ」と説明し、タトゥーや袖に関して「最近流行っているおしゃれなタトゥーとは似ても似つかないタトゥーをしている。そして、どの服からも袖を切り取ってしまう。おそらく、首の後ろには自信がないけど、上腕二頭筋には自信があるんだね」と語っている。

本映像の中でピーターは「えりあしは超長いし、タトゥーはダサいがだんだんそれが気に入ってきた。とにかく面白い奴さ」と話している。最後はOh〜Yeah!と叫びながらパックマンに突撃!「俺の火炎を浴びたな」と謎の言葉を発するシーンで締めくくる。

「・・・。笑」とつい笑ってしまう、ピーターの演技が炸裂するオモシロティザスター映画『ピクセル』は、3D&2Dで9月12日(土)より全国ロードショーとなる。

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執筆者

Yasuhiro Togawa